武蔵大学、2021年度一般選抜の入試内容は大きな変更せず

大学入試改革の初年度となる2021年度一般選抜入試。武蔵大学は新型コロナウイルス感染症対策をふまえた方針を発表した。受験生の負担を考慮し、入試内容を大きく変更せず、各入試の振替試験と「総合型選抜筆記方式3月入試」を新設する。

武蔵大学によると、一般方式の場合、解答は、全てマークシート方式を継続するほか、「国語」の古文は選択問題とすることを継続する(現代文のみで受験可)。また、英語外部検定試験の利用をする場合、受検期間を、2年以内から3年以内に緩和する。

大学入学共通テスト方式の場合は「英語」のリーディングとリスニングの配点比率は、3:1に換算して活用する。大学入学共通テスト方式(前期日程)ではすべての学科で3科目型とする(金融学科のみ2科目から変更)。「主体性」についてはWeb出願時に志望動機など100字程度の入力を求めるが、必須ではなく、合否判定にも使用しない。

新型コロナウイルス感染症により各一般方式入試が受験でなかった場合、別日への振替試験の受験を認めるほか、新設の「総合型選抜筆記方式3月入試」に振り替えることも可能。ただし武蔵大学が対象者として認めた場合に限る。

試験実施においては、以下9つの対応によって感染対策を行う。

1)試験場の座席間の距離の確保:教室の収容人数は定員の半分以下とし、受験生同士の座席(隣同士)の距離は1メートル程度の間隔を確保

2)速乾性アルコール製剤を試験室ごとに配置

3)試験監督等、試験業務に携わる者の体調管理、マスク着用・手指消毒など感染対策の徹底

4)発熱・咳等の症状のある受験生に備え、看護師等の配置

5)体調不良者のための別室を設置(2メートル以上の間隔で座席配置)

6)試験前日に消毒用アルコールで、机・椅子の消毒を実施

7)トイレの使用:混雑を避けた利用や利用後の手洗いを促す案内紙を掲示、換気の徹底

8)試験室の換気

9)面接試験を伴う選抜の場合、受験生同士および評価者との距離は2メートル以上を確保し、常時ドアを開放

参考:

【大学プレスセンター】【武蔵大学】withコロナの2021年度入試 大きな変更はせず、安全対策を講じて実施―受験生の負担を軽減―

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