第100回全国高校ラグビー 長崎北陽台は函館ラサール、長崎南山は東福岡と対戦 県勢の2校同時出場は史上初

第100回全国高校ラグビー大会トーナメント表

 第100回全国高校ラグビー大会(27日~来年1月9日・大阪府東大阪市花園ラグビー場)の組み合わせ抽選会が5日、大阪市内で行われ、3回戦までのカードが決定した。長崎県代表の長崎北陽台は27日の1回戦(10時・第2グラウンド)で函館ラサール(北海道ブロック)、九州ブロック代表の長崎南山は27日の1回戦(12時10分・第2グラウンド)でシード校の東福岡(福岡第1)と対戦する。

 記念大会の今冬は各都道府県代表の51校(北海道、東京各2、大阪3)に加えて、各ブロック代表など史上最多の63校が出場。県勢は県大会を制した長崎北陽台が3年連続19度目、九州各県の2位校によるトーナメントを勝ち抜いた長崎南山が3年ぶり6度目の出場権をつかんだ。県勢の2校同時出場は史上初。
 長崎北陽台はFW、バックスのバランスが取れた好チーム。主将のフランカー大町尚、プロップ田中翔らを軸にしたFWの安定感、前に出る力は全国トップレベルに達している。チームカラーの堅守速攻を発揮できれば、上位争いに絡んできそうだ。長崎南山は主将のSO筒口、WTB本多ら好選手が並ぶバックスの展開力が持ち味。FWが粘り抜いて、優勝候補から金星を挙げたい。
 例年は各校の主将がくじを引いているが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として大会実行委員会が代理で抽選。シード8校を8ブロックに振り分けた後、残り55校をフリーで抽選した。結果、東福岡-長崎南山をはじめ、1回戦から御所実(奈良)-報徳学園(近畿ブロック・兵庫)、桐蔭学園(神奈川)-茗渓学園(茨城)など、近隣県同士のカードも組まれた。
 今大会は感染防止を図るため、全試合を無観客で開催。準々決勝、準決勝のカードは3回戦終了後に再抽選する。

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