しばらく暖かいが来週は寒気南下 急な寒さに注意を

東京と大阪の週間予報

 きょう7日(月)は全国的に気温が高めで、昼過ぎにかけては関東から西の地域で15℃を超える所が多い見込み。あす8日(火)以降も、太平洋側を中心にこの時季としては気温が高くなるが、次の週末は天気や気温の大きな変わり目となりそうだ。

関東以西は11月の気温

全国の週間予報(天気と予想気温)

 あす8日(火)は日本海側で雪や雨の所が多く、北陸は局地的に雷を伴う見込み。太平洋側晴れる所が多く、関東から西の太平洋側は、日中の気温が15℃を超える所が多そうだ。9日(水)~10日(木)にかけては、日本海側でも天気の回復する所があり、西・東日本は日中の最高気温が11月中旬から下旬並みまで上がる見通し。

空気入れ替わる

13日(日)夜の風の予想

 週末にかけても気温の高い地域が多いが、13日(日)ごろに大きな変わり目を迎えそうだ。日本海で低気圧が発達し、西から冬型の気圧配置が急速に強まるため、13日(日)午後は西日本から次第に季節風が強まり始める見通し。

15日(火)朝の上空の寒気の予想

 14日(月)は全国的に北寄りの風が強く、北陸や山陰の平野部、さらに西日本の太平洋側でも雪が降るくらい強い寒気が南下しそうだ。寒気の流れ込みが遅い東京は14日(月)まで気温が高いものの、15日(火)は他地域と同様に急に風が冷たくなる見込み。こうした冬らしい天候の訪れは例年通りの流れという見方もできるが、今シーズンは気温の高い状況から一気に寒くなるため、身体的に大きな負担が掛かる可能性がある。また、風が強く荒れた天気となるため、日本海側を中心に各種交通機関への影響も懸念される。今後の気象情報に注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

© 株式会社ウェザーマップ