スタートダッシュに失敗したバルセロナ…浮き彫りになった3つの課題

直近に行われたリーグ戦で昇格組に痛恨の敗戦を喫したバルセロナ。ロナルド・クーマン監督のチームはスタートダッシュに失敗し、開幕10試合で14ポイントしか獲得できていない。降格圏とわずか3ポイント差、通算成績は1987-88シーズン以来ワーストの記録となっている。なぜここまでクーマン・バルサは挫折しているのか。浮き彫りになった3つのポイントを列挙した。

守備の脆さ
バルサは今シーズン、ディフェンスで大きなミスを犯しゴールに繋がったシーン多く見られる。ラ・リーガ10試合の内6試合で先制点を奪われ、いずれも勝利には至らなかった。

内弁慶ぶりが露呈
バルサが今シーズン行ったアウェイ戦で、勝利したのは敵地バライードスでのセルタ・ビーゴのみ。本拠地カンプ・ノウを離れた試合では、ヘタフェ、アトレティコ・マドリード、カディスに敗れ、アラベスと引き分けに終わっている。

攻撃力
ラ・リーガでバルサは最も効率的にゴールを決めており、今シーズンここまで20得点を記録。ただ他のシーズンと比較すると、平均45分に1ゴールのペースはここ12年間で最悪の数字に。1ゴールにつき3本のシュートを放っているが、これも13年間でワーストの成績である。

バルサが今シーズン巻き返しを図る時間はまだまだ残されている。しかし楽観的ではない。「リーグ優勝の可能性は大きく後退してしまった」と、カディス戦後クーマンは語っている。

歴史的な不振に陥るバルサ※写真 Soccrates Images

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