マーリンズなど複数のMLB球団が韓国MVPのロハスJr.に興味

「スポーツグリッド」のクレイグ・ミッシュによると、マーリンズは来季の正右翼手候補としてメル・ロハスJr.の獲得に興味を示しているようだ。現在30歳のロハスは、今季韓国プロ野球のKTウィズで142試合に出場して打率.349、47本塁打、135打点、OPS1.097の好成績をマーク。本塁打と打点の二冠を獲得し、MVPにも選出された。なお、ミッシュによると、マーリンズ以外にも複数のメジャー球団が韓国球界の二冠王の獲得に興味を示しているという。

ロハスJr.は日本時間12月7日、自身のTwitterで「私はまだ2021年にどこでプレーするかを決めていません!」とツイート。韓国とメジャーの球団のほか、日本球界からも関心が寄せられている。

マーリンズは来季、コリー・ディッカーソンが2年契約の2年目を迎え、今季途中に獲得したスターリング・マーテイの来季オプションを行使したため、左翼と中堅のレギュラーは固まっている(ディッカーソンが左翼、マーテイが中堅)。しかし、今季右翼手としてチーム最多の22試合にスタメン出場したマット・ジョイスがフリーエージェントとなったため、正右翼手は不在。右翼のレギュラー候補としてロハスJr.を獲得することを検討していると見られる。

メジャーリーグ公式サイトは、マーリンズの現有戦力から正右翼手候補としてルイス・ブリンソン、JJ・ブレデイ(メジャー全体24位のプロスペクト)、ヘスス・サンチェス(メジャー全体76位のプロスペクト)、モンテ・ハリソン(球団10位のプロスペクト)の名前を挙げている。ブリンソンは今季右翼手としてジョイスに次ぐ19試合にスタメン出場しており、現有戦力のなかでは最有力候補と言えるだろう。また、ナショナル・リーグで指名打者制が採用されない場合は、今季指名打者メインで起用されたギャレット・クーパーも正右翼手候補の1人となる。

3か国による争奪戦となっているロハスJr.は、来季プレーする場所としていったいどのチームを選択するのだろうか。

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