新井貴浩氏は“ハイブリッド”!? 元同僚・石原慶幸氏も乱入の爆笑イベント開催

第1部のゲストには実弟の新井良太氏が登場し、阪神について語った

オンライン・ファンミーティング初開催、軽妙なトークでファンの心を鷲づかみ

現役時代は広島、阪神で活躍した新井貴浩氏が6日、自身初となるオンライン・ファンミーティングを開催した。シーズンオフに毎年、ファン向けのディナートークショーを開催してきたが、今年は新型コロナウイルスの影響により、ファンの安全を第一に考えてオンライン上で開催。直接ファンと触れ合うことは叶わなかったが、ファンとの距離をまったく感じさせない爆笑イベントとなった。

“新井さん”の軽妙なトークが冴え渡った。旧知の坂上俊二アナウンサー(RCC中国放送)をMCに迎えて行われたファンミーティングには、2部合わせて約200人が参加。画面に映る熱狂的な新井さんファンたちと双方向のコミュニケーションを取りながら、イベントは進行していった。

引退後は野球解説者としてはもちろん、モデル、店長など活躍の場を広げているが、中でも大ヒットしているのが商品開発に携わった「新井貴浩 全力カレー」だ。カレーに入っていれば嫌いな野菜が食べられたという新井さんが何度も試食を重ね、野菜嫌いの子どもたちでも食べられるようにジャガイモ以外の野菜はできるだけ細かく刻み、やや甘口に仕上げたというカレーは「すでに100万食を超える人気です(笑)」という自慢の一品。全力カレーのパッケージを片手にイベントに参加したファンが「最初は高いと思ったけど、食べてみたら絶品で納得。むしろコスパがいいと思った」と絶賛すると、新井さんも「メチャクチャおいしいんですよ!」と自画自賛だった。

さらに、最近になってようやくスマホデビューしたというが、まだLINE等のアプリを使いこなせていないようで、集まったファンに向かって「LINEで電話ができるって知ってました?」と驚きの様子。まだスマホだけでは心許ないようで、実はスマホとガラケーの両方を使う二刀流であることを明かされると「いえ、ハイブリッドなんです」とアピールし、笑いを誘った。

私物公開のコーナーでは、ラグビー日本代表の田村優選手のサイン入りジャージや、2015年のオールスター用に作られた特別仕様の一塁ミットを紹介。さらに、広島時代の同僚・菊池涼介からプレゼントされた使用済みグラブも披露し、「小さくてポケットが浅いので、扱うのがとても難しいグラブ。彼は自分の手の一部のように動くグラブにこだわりを持っていた」と、一緒にプレーしていた新井さんだからこそ知っている秘密も明かした。

第2部のゲストには今季限りで引退した石原慶幸氏が登場し、大爆笑の連続となった

最近ハマったお菓子は「チョコとハッピーターン」その理由は…

ファンからの質問コーナーでは、野球に関することから素顔に迫るものまで幅広い質問が寄せられた。「どんなお菓子が好きですか?」という質問には、「最近チョコにハマっています。アルフォードが好きですね。あとハッピーターンも好きです。これは名前は明かせませんがK本T憲さんという方が大好きで、その方に勧められてハマりました」と回答。広島、阪神時代を通じて名コンビで知られた“大先輩”の影響が、お菓子の趣向にも及んでいることが判明し、集まったファンも笑いが止まらなかった。

草野球で一塁を守るファンからショートバウンドとハーフバウンドの送球の捕り方についてアドバイスを求められると、「グラブを引いて捕る人と、グラブの面を前に出して捕る人といますが、僕は基本的には前に出して捕っていました」と回答。さらに「足の速い打者の場合、体を伸ばして早く捕球した方がいいので、前に出していましたね」と具体的な解説も添え、ファンは大満足の様子だった。

サプライズゲストとして第1部には実弟で阪神1軍打撃コーチの新井良太氏が登場。阪神の4番・大山悠輔のエピソードや注目する選手など、阪神ファンが大喜びする話題で盛り上がった。第2部には、今季限りで現役を引退した元広島の石原慶幸氏が登場。イベントの途中で、ファンにまぎれて参加していた石原氏に気付いた新井さんは大爆笑が止まらず。石原氏からは「よく喋りますね。勉強になります」とイジられるなど、サプライズゲストとの貴重な掛け合いにファンも大喜びだった。

新井さんとのツーショットタイムやプレゼントコーナーなどもあり、各回ともに予定の90分を超える盛り上がりを見せたオンライン・ファンミーティング。新井さんは「初めてで戸惑いもありましたけど、ファンの方と直接話ができたのは楽しかったですし、意外と近く感じることができました。またこのような機会を作って、皆さんと繋がっていきたいですね」と、イベントが大成功のうちに終わったことを喜んだ。

引退から丸2年が過ぎたが、広島ファンの間でも阪神ファンの間でも、まだまだ“新井さん”人気は変わらず絶大なようだ。今回のイベントの様子は近日中に自身の公式ブログ、Twitter、Instagramで紹介される予定だ。(Full-Count編集部)

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