コロナで欠場のハミルトン、“極めて困難な1週間”を経て大幅に回復。F1アブダビGP出場目指しトレーニングを再開

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 新型コロナウイルス感染症の検査で陽性結果が出たためにサクヒールGPを欠場した7度のF1チャンピオン、ルイス・ハミルトンが、SNSを通して現在の状況を伝えた。健康状態に大幅な改善が見られ、最終戦アブダビGP出場を目指してトレーニングを再開したということだ。

 2020年第15戦バーレーン決勝日翌日の検査で陽性となったハミルトンは、10日間の隔離生活を送ることになり、次のサクヒールGPを欠場しなければならなかった。サクヒールGPの金曜、メルセデス代表トト・ウォルフは、ハミルトンにはCovid-19の“比較的軽い症状”が出ていると明かした。日曜夜の時点でウォルフは、ハミルトンは回復に向かいつつあるとコメントしている。

 バーレーンのホテルでの隔離生活は12月10日木曜まで続けなければならず、隔離期間を終えるには、その後の検査で陰性となる必要がある。アブダビGPに出場するには時間的に非常に厳しい上に、アブダビGP開催に関しては感染防止のため厳しいプロトコルが定められていることも大きなハードルになる。

 ハミルトンが最終戦に復帰できるのかどうか注目が集まるなか、彼は8日、久しぶりにSNSを更新し、厳しい日々を送ってきたが、体調はよくなり、アブダビ出場に向けてトレーニングを再開したと語った。

「先週は皆さんに対してメッセージを送らなかった。これほど厳しい1週間を送ったのは久しぶりのことだ。ひたすら回復することに集中し、最終戦アブダビGPでレースに戻れるよう体調を元に戻すための努力をしてきた」とハミルトンはビデオメッセージにおいて語った。

「今日起きた時、とても気分がよかったので、(Covid-19に感染して以来)初めてトレーニングをした。それで、前向きな状況であることを皆さんに知らせたいと思った。素敵なメッセージや動画を送ってくれた皆さんにお礼を言いたい。心から感謝している」

「あなた方がどこにいようと、前向きな姿勢を保ち、どんな困難に直面していようと戦い抜けるよう、祈っている。そして自分が早くマシンに戻れることを願っている」

 土曜夜の予選に間に合えば、F1の規則では決勝に出場することが可能になる。ハミルトンが再び出場不可能になった場合には、メルセデスはサクヒールGPに続き、ウイリアムズに所属するジョージ・ラッセルを起用する予定だ。

2020年F1第16戦サクヒールGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)