定例佐世保市議会は8日、一般質問が始まり、計6人が登壇。県と同市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業を巡り、朝長則男市長は行政代執行の判断について「川棚川の治水などを含め総合的な判断が求められる。市としては、公衆衛生や渇水を考えると事業の必要性、緊急性は高い。市の実情を県に伝え、判断を仰ぐ」と述べた。
小田徳顕議員(共産)に答えた。
小田議員は、先月の本紙のインタビューで朝長市長が行政代執行について、「市民や議会から求められれば、知事に相談するかもしれない」と答えた真意をただした。
朝長市長は「事業の進め方は県が主体的に判断する。市民や議会の大方の総意として何らかの要請などがあれば、県にきちんとお届けするということ」と答弁した。
石木ダム建設 行政代執行 佐世保市長「長崎県の判断仰ぐ」
- Published
- 2020/12/09 11:11 (JST)
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