「住みよい街ランキング2020」1位は武蔵野市!充実した生涯学習等でシニアなどが支持

全国の働く世代2万人に行ったアンケート調査「シティブランド・ランキング ―住みよい街2020―」の結果がこのほど発表され、「住みよい街」のトップに武蔵野市(東京都)が選ばれました。

今回の調査が“住みよさの基準”としたのは「安心・安全」や「医療・介護」「生活の利便性」などで、シニア世代が住み替えで最も重視するポイントと重なっています。

「住みよい街ランキング2020」はシニアの皆さんが住み替え先を考えるうえで、大いに参考になりそうです。

5位までを東京都内の自治体が独占

出典:日経BP

今回のアンケートは、大手メディアの日経BP(本社:東京・港区、吉田直人社長)が今年7~8月にインターネットで実施したもの。

「住みよい街」の1位は武蔵野市で、2位千代田区、3位文京区、4位中央区、5位港区と1位~5位までを東京都内の自治体が独占しました。

エリア別トップ3(全国6エリア)

出典:日経BP

一方、エリア別(全国6エリア)の住みよい街ランキングでは、北海道・東北エリアは札幌市、関東は武蔵野市、中部は長久手市(愛知県)、近畿は西宮市(兵庫県)、中国・四国は松山市(愛媛県)、九州・沖縄は春日市(福岡県)がそれぞれ1位となっています。

働く世代2万人が思う「住みよさ」とは

調査の内容は全国のビジネスパーソンを対象に、いま住んでいる街または直近で住んでいた街(全国の市および東京23区)に対する「住みよさ」について尋ねたもの(回答者は2万1850人)。

住みよさの評価項目としては、「安心・安全」「快適な暮らし」「生活の利便性」「生活インフラ」「医療・介護」「子育て」「自治体の運営」「街の活力」の8分野・38項目を挙げ、「住みよい街の条件として、当てはまっていますか?」と質問しました。

38項目の主な内容は「治安がよい」「公園が多い」「繁華街へのアクセスがよい」「公共交通機関が充実している」「病院や診療所が多い」「保育所や幼稚園が充実している」「行政サービスが充実している」「街に活気がある」などです。

武蔵野市は「街の活力」「文化施設の充実」等に高い評価

吉祥寺駅前のサンロード商店街(武蔵野市)

それでは、トップに輝いた武蔵野市はどこが評価されたのでしょうか。

同市は「SUUMO住みたい街(駅)ランキング」で毎年上位を占める「吉祥寺」を抱えるほか、東洋経済の「住みよさランキング2020」でも今年は武蔵野市が全国3位に躍進しています。

今回の日経BPの調査では評価対象の8分野で見ると、武蔵野市は「街の活力」分野でトップだったほか、「応援できる文化・スポーツ団体がある」(32位)以外のすべての項目で総合トップ10に入りました。

特に「生活インフラ」分野では、「図書館や公民館など文化施設が充実している」と「生涯学習プログラムが充実している」の2項目が総合1位を獲得しています。(→「生涯学習」とは?|おとなの住む旅 用語解説

今回の結果に同市の松下玲子市長は「市報むさしの」にコメントを寄せ、「豊かな緑と文化の魅力、利便性の高い商業地が共存していること、保育所等の待機児童ゼロを達成したことなどが評価いただいたと思う」と喜びを語っていました。

出典:日経BPニュースリリース、市報むさしの(発行:武蔵野市)

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