【サツドラHD】プログラミング教育事業でカイロ・整体専門学校と提携

【2020.12.08配信】サツドラホールディングスのグループ会社で、プログラミング教育事業などを行うシーラクンスは、カイロ・整体院や専門学校を運営するrakune社とパートナーシップ提携を締結した。今後、rakune の 総利用者数15 万人へ教育事業を紹介したり、rakuneの専門学校に教育プログラムを提供するなど、地域に根ざした学ぶ環境の創出を目指す。

サツドラホールディングスのグループ企業で教育事業を展開するシーラクンスは、rakune社と北海道の教育業界の発展と社会で活躍する IT 人材の育成を目的として、パートナーシップ提携契約を締結した。
北海道における ICT 教育環境のサポートと人材育成を推進する。

rakune は、総カルテ数 15 万件のカイロ・整体院 RAKUNE の手技医療を学べる唯一の専門学院として、日本カイロプラクティックドクター専門学院札幌校を開校し、札幌で開校26年の歴史あるカイロプラクター&セラピストの養成スクールを展開している。さらに現在、札幌を中心に整体院を 6 院展開している。
他方、シーラクンスは、幼児からシニアまで幅広い年齢層を対象に、暗算学習法「そろタッチ」やプログラミング教育、デジタルスクール「D-SCHOOL 北海道」を展開。本年 10 月には、起業家・エンジニア養成スクール『G's ACADEMY UNIT_SAPPORO』も開始している。

rakune とシーラクンスの両者が持つスクール運営ノウハウや ICT 教育および、企画・開発力、商品・サービス力等を融合することにより、大きなシナジー効果が期待できると判断し、本契約を締結するに至ったという。

今後の取り組みとしては、以下の4つを掲げる。
(1) RAKUNE の総利用者数 15 万人(ボリュームゾーン 40 代)に対して、北海道におけるプログラミング教育の普及に向け、ラクネ会員向け公式サイト「くらしラクネ」による有益情報の一つとして紹介
(2) 2021 年 4 月に rakune が運営する日本カイロプラクティックドクター専門学院札幌校に小中学生向け英語と国語、算数(数学)、プログラミングが学べる D-SCHOOL 北海道「円山校」の開校を予定
(3) rakune が運営する日本カイロプラクティックドクター専門学院札幌校の生徒にプログラミング授業の機会を提供
(4) D-SCHOOL 北海道の保護者を対象に、rakune が運営、展開する「RAKUNE」において、初回施術料が無料となるサービスの展開を開始

今回の提携により、両社は、「誰でも・いつからでも IT を学べて世界で活躍できる IT 人材が育つ北海道」を目的として、両者のもつスクール運営ノウハウを活かし、ICT 教育の推進やプログラミング授業のカリキュラム構築や講師派遣、現場実習協力等を行う計画。教育業界と連携し、「新たな学び」を展開したいとしている。

さらに企業や自治体、団体とも連携を深め、プログラミング体験会や短期集中講座の開催など、地域に根ざした学びの環境を創出していく方針。また、子どもから大人、シニアまで全ての人がプログラミングやテクノロジーを学べる環境を構築し、北海道から世界で活躍する人材の輩出と、地域創生に繋がる取り組みを今後も進めていきたいとしている。

現在、AI,IoT,データサイエンスなどのデジタルトランスフォーメーション(DX)の技術によるビジネスの変革が本格的に進んでいる。その中で DX に向けた人材をどのように育てるか、また一方で既存ビジネスの安定した運用と改善を継続するための人材をどのように用意するか、その両方をいかに具体的に解決していくかなど、IT 人材の不足が課題となっている。
教育分野においては、テクノロジーを教育に活用する EdTechに対する注目度が高まっており、AI やビッグデータ等の新しいテクノロジーを活用した様々な取り組みが進められている。文部科学省からは「子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育 ICT 環境の実現」を目指す GIGA スクール構想が打ち出されるなど、教育現場における ICT環境の整備も同時に進められている。
さらに、今年度よりスタートした文部科学省の新学習指導要領において、2020 年度から小学校でプログラミング教育が必修化となり、2021 年度からは中学校、2022 年度には高等学校にもプログラミング教育が導入されることが決定している。

rakuneの概要は以下の通り。
所在地は札幌市中央区大通西 28 丁目 1-2 円山公園ビル 4F 。
代表者は、代表取締役 川人 誠司氏。
Web サイト:https://rakune.co.jp/

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