福井で機織り体験するならここ!ゆめおーれ勝山で羽二重の歴史に触れる!

福井の織物といえば『羽二重』。
かつて福井県は、羽二重王国や人絹(じんけん)王国と呼ばれたほど、繊維産業が盛んでした。
そんな福井の繊維の歴史を、文化財の建物でリアルに紹介している『ゆめおーれ勝山』をご紹介します

羽二重の詳細はこちら>>羽二重とは?福井の繊維の歴史をご紹介!

はたや記念館ゆめおーれ勝山とは

勝山市にある『はたや記念館 ゆめおーれ勝山』は、勝山市の指定文化財であり、国の近代化産業遺産に認定されている建物。
明治38(1905)年から平成10(1998)年まで機屋(はたや)という中堅機業場(機織りをする場所)として実際に操業していました。

館内は平成19年に改修されていますが、中の雰囲気は当時のまま。
糸繰機や機織り機など、昭和時代に使われていた織物の機械を無料で間近で見ることができます。

手前の釜のようなものは、たて糸に付ける糊(海藻のフノリ)を炊いた糊炊釜というもの

建物の中を歩いているだけで、タイムスリップしたような感覚に!

お土産物屋さんや地元産の食材を使ったスイーツが楽しめるカフェもあるので、ひと休みにもお買い物をするにもおすすめです。

ゆめおーれ勝山で織物の機械を見てみよう!

ゆめおーれ勝山では、昭和時代に使われていた織物の機械を間近で見ることができます。
どのような機械があるのか、ちょっとだけ紹介します。

糸繰り機

かつてはレーヨンなどはなく、カイコの繭から糸を取って織物にするのが普通でした。

はたや記念館 ゆめおーれ勝山には、カイコから取った糸を大きな糸のわくから小さな糸わくに巻き替える糸繰り機を見ることができます。

織る前の糸を準備する段階でも大変な手間がかかっているんですね。

力織機

機械動力式の織り機「力織機(りきしょっき)」による機織り実演も見ることができます。
これも実際にはたやで使われていた機械ですが、今でもしっかり動くんですね。

他にも、整経機、糊付け機、撚糸機、管巻機など、機織りに使う様々な機械が動いているところを見ることができます。

羽二重出荷までの工程や勝山の機業の歴史などの展示も行っているので、スタッフの方に声をかけて詳しい解説を聞いちゃいましょう!

機織り体験もできる!

はたや記念館 ゆめおーれ勝山では、機織りの機械や歴史の展示を見るだけでなく、簡単な手織り体験をすることもできます!
今回はオリジナルコースターを作りました。

お気に入りの色の糸を選んだら機械にセットして、ひたすら織っていきます。

実際の機織りの仕組みがよくわかりますよ。

こんな感じで端っこを切ったら出来上がり!
世界で一つだけのオリジナルコースターの完成です!

他にも麻糸コースター織り体験、まゆ玉クラフト体験、手動でまゆから生糸をとる体験など、楽しい体験がたくさんできます。

展示は無料の常設展示のほか、企画展を行っていることもあるので、ぜひ友達と、家族と、勝山の機織りの歴史を楽しんでみてください!

施設情報などは以下でご紹介しています。

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