人種差別発言で延期となったPSG対バシャクシェヒル…渦中の第4審判は一体どんな人物か

人種差別発言があったとして試合打ち切りとなったパリ・サンジェルマンvsイスタンブール・バシャクシェヒル。告発された第4審判セバスティアン・コルテスク氏とはいったい何者なのか。

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43歳コルテスク氏はバシャクシェヒルのアシスタントコーチを務めるピエール・ウェボ氏に人種差別発言をしたとされ、トルコのクラブが試合続行を拒否。両チームの話し合いの末、UEFAは現地時間9日の18時55分に中止された時点から試合が再開されると正式発表した。

2007年に下部リーグ降格
ルーマニア1部のレフェリーを担当するコルテスク氏は、2007年にFIFAから2部リーグの降格を命じられ、1年後トップリーグに復帰。今シーズンはUEFA主催の大会で笛を吹いたのは、ヨーロッパリーグ予選の1試合のみだった。

“コルテスクのキャリアは暗い瞬間に満ちている”
2週間前の11月23日にルーマニアリーグの試合を担当した際も、不可解なジャッジを続けるコルテスクにスポットライトが当たった。FCヴァスルイの監督で審判経験もあるアドリアン・ポルンボユ氏は試合後、「彼のキャリアは暗い瞬間に満ちている。才能があるかも知れないが、音楽やダンスなど別の職業を選ぶべきだ。審判は公平でなければならない」と糾弾。「誰もがヒューマンエラーを起こすことを理解しなければならないが、彼の場合は単なるそれではない。彼が結果に影響を与えない試合はないんだ」と非難している。

人種差別発言をしたとされるコルテスク氏※写真 NurPhoto

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