「高校生クイズ」4代目総合司会・桝太一アナ卒業!

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今年で40回目を迎える「高校生クイズ」。歴代の総合司会は、初代:福留功男、2代目:福澤朗、3代目:ラルフ鈴木と錚々たる顔ぶれ。その先輩たちの後を受け継ぎ、日本テレビを代表する大型クイズ番組「高校生クイズ」の4代目総合司会に桝太一が就任したのは、2011年(当時29歳)

今年の高校生クイズは、コロナ渦のため例年通りの夏開催を見送る異例の事態に。それでも開催を望む多くの声に応え、全国の高校生とネットでつなぐ“完全バーチャル対決”として実施することが決定。桝アナは自身にとって10回目となる節目の大会を大いに盛り上げた。

「ファイヤー!」(福澤)、「POWER!」(ラルフ)と並ぶ名キャッチフレーズ「VICTORY!」を生み出し、ZIP!の朝の顔とは違う熱い男としての一面を見せてきた桝アナ。

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福留(第1回~10回)、福澤(11回~20回)、ラルフ鈴木(21回~30回)と先輩たちも10回をひとつの区切りとして卒業して行き、今回桝アナも節目となる大会を無事に終えたことから、総合司会を卒業することが決定。

10年間務めた番組への思いや誰にも明かしていないエピソードを特別に語った。

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<桝太一 コメント>

高校生クイズの総合司会になったのが2011年で、同じ年にZIPもスタートし、うちの娘も同時期に生まれていて、娘の成長と高校生クイズの歴史とZIPの歴史が全部重なっているんです。

その中で、夏と言えば高校生クイズ、高校生クイズが終わらないと夏が終わった気がしないというサイクルだったので夏の区切りがなくなるのはさみしいですね。

以前リオデジャネイロオリンピックの時、ブラジルからそのままアメリカに行って高校生クイズをやったんですが、会社から「このスケジュールで大丈夫か?」と打診されたときにも「絶対やりたいです!」と言って参加させてもらったんです。どんなに忙しくても高校生クイズだけはやりきるという思いでずっとやってきましたし、それくらい自分にとって大事な仕事なんです。

と言うのも、高校生クイズは自分という人間を変えるきっかけをくれた仕事だと思っているからです。

生き物の研究をしていた頃は人前に出るタイプではなくて、福留さん・福澤さん・ラルフ鈴木さんと、人を引っ張る力がある人が歴代の総合司会を務めてきた中で、自分だけ場違いだなと最初は感じていたんです。でも、高校生クイズのおかげで、自分が先頭に立って人を引っ張っていくという立場を生まれて初めて経験して、慣れない自分のことも参加した高校生の皆さんが本当にあたたかく盛り上げてくれて、それが今ZIPや他の仕事にも生きているんです。高校生クイズは自分自身を変えてくれた番組だし、自分でも成長したなと思っています。生物部部長だった高校生の頃の自分が今の自分を見たら「うそでしょ?」って感じると思います(笑)。

一番記憶に残っているのは、予選の関東大会の登場の仕方。自分のせいで、ポップアップというジャンプして登場する演出が無くなってしまったことです。ラルフさんは格好よく高く飛べたんですけど、僕は何回やっても低すぎるということで、まずジャンプする演出がなくなりました。それで、せり上がりという、ゆっくり上昇して登場する形になったんですけど、ある年、せり上がるときにスニーカーが装置の隙間に挟まってしまい、動けなくなりました。咄嗟にスニーカーを脱いで、片足裸足で前に進んで「ビクトリー!」ってごまかそうとしたら、高校生がざわざわして…それ以降、せり上がりすらなくなりました(笑)。高校生クイズの伝統を一個消してしまったのは私です…。

自分はアメリカ横断ウルトラクイズを見ていた世代なので、アメリカに行ったことも忘れられないですね。NYの自由の女神を、ヘリコプターから見下ろしながら実況するシーンがあったんですが、個人的にそれを撮ると分かった時から、福留さんのウルトラクイズでの同じシーンを見つけてきて、何度も何度も見て、敬意をこめて同じ言い回しを本番でさせてもらいました。福留さんご本人の許可はとれていないのですが…(笑)。

子どもの頃に見ていた、自分の中での“日本テレビのアナウンサー”は、やっぱり大型クイズ番組の司会をする姿でしたから。誰もが立たせてもらえる舞台ではないですし、1つの夢を叶えることができたと、今でも思っています。

あれは、日本テレビでアナウンサーになれて本当に良かったと思った瞬間でした。

今年は高校生が会場に集まることができず、ネットでつないだバーチャル対決になりましたが、高校生クイズは他の番組と違って、高校生とスタッフが一緒になって作っていく番組です。一緒に青春の1ページを描こう!という仲間感がある番組だと思っています。今回もその熱量は変わらずできたと思っているので、ぜひ放送を見て頂ければと思います。

この1年間、高校生のみんなは、色々な気持ちを抱えながら過ごしてきたと思います。今年参加してくれた全ての高校生にとって、例え半ページであっても、この高校生クイズが青春の一部になってくれたとしたら、それ以上の幸せはありません。

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●テーマは・・・

『地頭力』~ひらめいて生き残れ~

☆今年もテーマは「地頭力」。

知識だけでは解けない発想力や想像力が試される問題を出題!

今年はさらにひらめきや発想を重視して、誰でも楽しめるクイズに!

☆「地頭力」を3人1チームで競い合っていただきます!

出場校(全50校)

北海道代表 市立札幌開成中等教育学校

青森県代表 青森県立青森高等学校

岩手県代表 岩手県立盛岡第一高等学校

宮城県代表 宮城県仙台二華高等学校

秋田県代表 秋田県立秋田高等学校

山形県代表 山形県立山形東高等学校

福島県代表 福島県立安積高等学校

茨城県代表 茨城県立水戸第一高等学校

栃木県代表 栃木県立宇都宮高等学校

群馬県代表 群馬県立前橋高等学校

埼玉県代表 栄東高等学校

千葉県代表 渋谷教育学園幕張高等学校

東京都代表 都立日比谷高等学校

神奈川県代表 神奈川県立横浜翠嵐高等学校

新潟県代表 新潟県立新潟高等学校

富山県代表 富山県立富山中部高等学校

石川県代表 石川県立金沢泉丘高等学校

福井県代表 福井県立藤島高等学校

山梨県代表 山梨英和高等学校

長野県代表 長野県立長野高等学校

岐阜県代表 岐阜県立岐阜高等学校

静岡県代表 静岡県立沼津東高等学校

愛知県代表 愛知県立一宮高等学校

三重県代表 高田高等学校

滋賀県代表 滋賀県立膳所高等学校

京都府代表 京都府立洛北高等学校

大阪府代表 大阪府立天王寺高等学校

兵庫県代表 灘高等学校

奈良県代表 東大寺学園高等学校

和歌山県代表 和歌山県立橋本高等学校

鳥取県代表 鳥取県立鳥取西高等学校

島根県代表 松江工業高等専門学校

岡山県代表 岡山白陵高等学校

広島県代表 国立広島大学附属高等学校

山口県代表 山口県立山口高等学校

徳島県代表 徳島県立城ノ内高等学校

香川県代表 香川県立高松高等学校

愛媛県代表 愛光高等学校

高知県代表 土佐高等学校

福岡県代表 福岡県立東筑高等学校

佐賀県代表 佐賀県立佐賀西高等学校

長崎県代表 長崎県立佐世保北高等学校

熊本県代表 真和高等学校

大分県代表 大分県立大分上野丘高等学校

宮崎県代表 宮崎県立宮崎大宮高等学校

鹿児島県代表 鹿児島情報高等学校

沖縄県代表 沖縄県立那覇国際高等学校

敗者復活枠(京都府) 京都府立洛北高等学校

特別枠(静岡県) 加藤学園暁秀高等学校

特別枠(福井県) 仁愛女子高等学校

【番組名】   

ライオンスペシャル

第40回全国高等学校クイズ選手権

地頭力~ひらめいて生き残れ~

【放送日時】

2020年12月11日(金)よる9時00分 ~よる11時24分

*提供画像 (C)NTV

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