【新型コロナ】9日の神奈川、過去2番目に多い245人感染

◆横浜で高齢者1人死亡

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で9日、新たに10歳未満~90代の男女245人の感染が確認された。1日当たりの新規感染者数としては1週間ぶりに200人を超え、これまで最も多かった11月26日の253人に次ぐ規模となった。このほか、横浜市内に住む70代男性の死亡が確認された。245人のうち138人の感染経路が不明という。

 亡くなった横浜市の男性は、クラスター(感染者集団)が発生した昭和大学藤が丘病院(同市青葉区)の患者。肝性脳症のため11月12日に入院し、同25日に陽性と判明した。死因は新型コロナウイルスによる肺炎という。

 すでにクラスターが発生している元気会横浜病院(同市緑区)では、新たに職員と患者計3人の感染が判明。同病院の陽性者数は計14人となった。

 川崎市川崎区内の特別養護老人ホームでは、新たにクラスターが発生。入居者8人、職員2人の計10人の陽性が判明し、同施設の感染者は計11人となった。

 相模原市では、国立病院機構相模原病院(同市南区)に入院していた90代男性が新たに感染。これまで感染経路不明者としてきた看護師の20代男性についても院内感染の疑いが強いと判断し、計6人のクラスターが発生したと認定した。

 藤沢市で新たに感染が確認された80代の無職男性と90代の無職女性は、クラスターが起きた市内のサービス付き高齢者向け住宅の入居者。入居者の親族である60代の無職女性も感染が判明し、同住宅に関連する感染者は35人となった。

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