学生と県内企業が交流 長崎純心大で「フェスタ」

県内企業が女性活躍に向けた取り組みを説明したフェスタ=長崎市、長崎純心大

 長崎市三ツ山町の長崎純心大で「キャリアハッピーフェスタ」が7~11日の日程で開催。学生は県内企業との交流などを通して働くイメージを膨らませている。
 フェスタは、スムーズな就職活動を後押しし、ライフデザインを考えるきっかけにしてもらおうと全学年を対象に毎年実施。キャリアカウンセラーが就職活動の進め方を説明し、県内企業の担当者が仕事内容などを紹介している。
 8、9日の両日は女性活躍に積極的に取り組む8社が参加。事務機器販売やホテル業などを手掛ける九州教具(大村市)は、有給休暇を時間単位で取得できることや、育児のため短時間勤務ができることを説明した。ワークライフバランスも推進しており、担当者は「充実した私生活で培った経験や人脈が仕事につながっている」と語った。
 県外就職希望だった3年の女子学生(21)は、新型コロナ禍で県内企業にも目を向け始めているという。「県内企業の話を聞けて選択肢が広がった。やりがいを感じて長く働ける職場に勤めたい」と話した。

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