Rソックスはレスターに興味なし クルーバーや菅野を狙う

カブスから来季の契約オプションを破棄されてフリーエージェントとなったジョン・レスターは今年5月、カブスとの契約が終了したあとに古巣・レッドソックスへ復帰することに前向きな姿勢を示していた。ところが、「WEEI.com」のロブ・ブラッドフォードによると、レッドソックスは今のところ、レスターを呼び戻すことに興味を示していないようだ。レッドソックスの先発補強のターゲットとして、コリー・クルーバー、マット・シューメイカー、菅野智之らの名前が挙げられている。

ブラッドフォードはレッドソックスがクルーバー、シューメイカーの2投手とコンタクトを取っていることを伝えている。現在34歳のクルーバーは、直近2シーズンで合計8試合しか登板できず、わずか2勝に終わっているものの、シーズン18勝以上4度、サイ・ヤング賞2度の実績を誇る。同じく34歳のシューメイカーも故障の多い投手であり、8年間のメジャー生活で規定投球回に到達したシーズンは1度もない。2投手とも故障のリスクがあるとはいえ、健康にシーズンを過ごすことができれば大きな戦力となるだろう。

また、レッドソックスが読売ジャイアンツからポスティング公示された菅野の獲得に興味を示していることも報じられている。菅野は「今オフの移籍市場(トレードを除く)でトレバー・バウアーに次いで2番目に優秀な先発投手」と言われており、メジャー30球団は日本時間1月8日の午前7時まで菅野との交渉が可能だ。

現在36歳のレスターは、2002年のドラフトでレッドソックスから2巡目指名を受けてプロ入りし、2006年にメジャーデビュー。2014年途中にアスレチックスへトレードされるまで8年半にわたって先発ローテーションの中心的存在として活躍し、シーズン15勝以上6度を含む110勝をマークした。2007年と2013年にはワールドシリーズ制覇も経験。6年契約で加入したカブスでは、2016年に自身3度目の世界一を経験し、2018年には最多勝のタイトルを獲得したが、2019年は防御率4.46、今季は自己ワーストの防御率5.16に終わるなど、衰えが目立ち始めている。

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