【ウエルシア薬局】換気機能強化を既存店全店で推進。感染リスク軽減

【2020.12.08配信】ウエルシア薬局は、店舗換気設備を強化する方針を示した。必要換気量は、ビル管理法(建築物における衛生的環境の確保に関する法律)において定められているが、同社はその対象であるか否かを問わず、換気機能強化のため設備投資を行い、換気設備の施工を進める。感染リスク軽減にも寄与すると考えられる。

コロナ禍においても店舗で買い物を安心して楽しんでもらうために、同社の店舗換気設備を強化する。
ビル管理法(建築物における衛生的環境の確保に関する法律)において、特定建築物に該当する商業施設等(延べ床面積が3000㎡以上の建築物)は、空気環境の調整に関する基準(必要換気量が一人あたり毎時30㎥)を満たしていることが求められる。
同社のドラッグストア店舗の大部分は特定建築物に該当しないが、より良い店舗環境を実施することは感染リスクを軽減することにつながり、多数の人が利用する商業施設等において一人あたり毎時 30 ㎥の必要換気量を満たすことが厚生労働省からも推奨されている。
それらを鑑み、換気機能強化のため設備投資を行い、換気設備の施工を進めていく。
換気設備の強化により、店舗売り場の必要換気量は一人あたり毎時20㎥から30㎥へ向上するという。
今期末までに既存店舗の1436店舗を対象とし随時換気設備施工を予定し進める。施工実施店舗⼊⼝のガラス面には以下表示ステッカーを貼付し、「換気の良い安心・安全な店舗」であることを周知し、店舗の表示物で顧客にも情報を伝え、「安心な買い物」実現に努める考え。

同社はグループを挙げて企業理念「お客さまの豊かな社会生活と健康な暮らしを提供します」の実現に向け、SDGsを意識したサステナブル経営を戦略の指針として取り組んでおり、持続可能な社会を目指してこの活動を進めていくとしている。

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