理研 iTHEMS「Useless Prototyping Studio」発足。第1弾テーマは「ブラックホール」

(iTHEMSティザーサイトより Credit: 理化学研究所)

理化学研究所数理創造プログラム(理研 iTHEMS)は、一見役に立たないプロトタイプで人の心をインスパイアするプロジェクト「Useless Prototyping Studio(ユースレス・プロトタイピング・スタジオ)」を12月9日より発足し、ディザーサイトにてプロジェクト概要やプロトタイプ第1弾の予告「ブラックホールは、未来の大容量情報ストレージ?」を公開しました。

iTHEMS ティザーサイトURL:https://uselessprototyping.jp/

■第1弾テーマ「ブラックホールの中は、どうなっているのか?」

プロトタイプ第1弾は、蒸発するブラックホールの内部にどのように情報が蓄えられるのかを理論的に記述した最新論文(Step 01)をもとに、「ブラックホールは未来の大容量情報ストレージ?」というテーマで、未来の記録デバイスを空想(Step 02)・具現化(Step 03)していきます。

●Step 01 仮説/Theory|まず、未知への好奇心から科学者が導き出した科学的理論・仮説を選ぶ。
●Step 02 空想/Imagination|次に、基礎科学の仮説が未来を一変させる可能性を空想・イメージする。
●Step 03 具現/Prototyping|そして、空想した未来から 1 つの可能性を具現化・プロトタイピングする。

参考:理化学研究所 2020年7月8日 プレスリリース「蒸発するブラックホールの内部を理論的に記述-ブラックホールは未来の大容量情報ストレージ?-」(https://www.riken.jp/press/2020/20200708_3/index.html

■プロジェクトの概要

「Useless Prototyping Studio」は、科学と世界の新しい関係づくりを目的に、理研 iTHEMSが外部団体と協働し、「一見役に立たない」けれど人の心をインスパイアするプロトタイプをつくるデザインスタジオ。科学者の「未知への好奇心」から導き出された科学的理論・仮説をもとに、それらが未来を一変させる可能性を空想して、プロトタイプとして具現化することで、科学が持つ未来へのポテンシャルを可視化します。

【名称】 Useless Prototyping Studio (ユースレス・プロトタイピング・スタジオ)
【URL】 https://uselessprototyping.jp
【開設日】 2020年12月9日(水)よりティザーサイト開設
【テーマ】プロトタイプ第1弾テーマ 「ブラックホールの中は、どうなっているのか?」
【プロトタイプ第1弾発表】 2021年3月初旬予定
【プロジェクト参画メンバー】
・理研iTHEMS ( https://ithems.riken.jp/ja )
・SCHEMA ( https://schematokyo.com/ )
・addict ( https://addict-tokyo.jp/ )

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Source: 理研 iTHEMS

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