地どれ魚、おいしさ発信へ 港の新施設で竣工式 神奈川・大磯

竣工(しゅんこう)式でテープカットする関係者ら。右側が大磯二宮漁業協同組合の水揚げ場=大磯町大磯

 神奈川県大磯町が“港版の道の駅”として整備を進めている大磯港にぎわい交流施設「OISO CONNECT(オオイソ コネクト)」が完成し、10日に式典が行われた。国は同日、大磯コネクトを県内4カ所目となる「みなとオアシス」として登録。町や県は大磯を鎌倉、箱根、横浜に次ぐ「第4の観光の核」とすべく、新たな拠点として年度内の全面開業を目指している。

 「みなとオアシス」は港を中核としたまちづくりを進めるため、観光客を呼び込む集客施設や住民の交流拠点を国土交通省が2003年から認定。県内では横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)、川崎マリエン(川崎市川崎区)、ペリー公園周辺(横須賀市)が認定を受け、大磯港は全国147カ所目となる。

 「大磯コネクト」は老朽化した大磯二宮漁業協同組合の施設を約3億5千万円かけ建て替え。2階建て延べ床面積約千平方メートルに漁協の水揚げ場と集客施設を併設し、取れたての鮮魚を1階物産店で販売する。来年2月にプレオープンし、同3月に全面開業する。

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