「昼夜問わずうるさい」70デジベル超207回 嘉手納即応訓練で9日

 【嘉手納】米軍嘉手納基地で即応訓練が続く中、70デシベルを超える騒音が9日に207回発生していたことが嘉手納町の調べで分かった。そのうち、本年度新たに設置されたロータリープラザ騒音測定局は73回を記録した。町には3件の苦情が寄せられたほか、琉球新報社にも「昼夜問わずうるさい」や「耐えられない」など複数の苦情が寄せられた。

 同基地の第18航空団は7日~11日まで即応訓練をしており、期間中はサイレン音や拡声器放送、模擬爆発装置、発煙筒なども使用すると公表している。

 町基地渉外課によると、9日の騒音発生回数は嘉手納局で62回(2019年度の1日平均は34.2回)、屋良局で32回(26.3回)、兼久局で40回(19回)で、いずれも前年度と比較して大幅に増加。基地周辺住民の負担も増大している実態が浮き彫りとなった。

© 株式会社琉球新報社