世界一2度のドンブロウスキー フィリーズ編成本部長就任へ

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フィリーズのフロントオフィスの新たなリーダーにデーブ・ドンブロウスキーが就任することになりそうだ。「ジ・アスレチック」は日本時間12月11日、フィリーズとドンブロウスキーが契約合意に近付いていることを伝えた。早ければ来週前半にも正式発表が行われる見込みだという。フィリーズは今季限りで辞任したマット・クレンタック前GMに代わる新たなリーダーを探していたが、ツインズのサッド・レバインやドジャースのジョシュ・バーンズの引き抜きに失敗するなど、人選が難航していた。

ドンブロウスキーは現在、テネシー州ナッシュビルにメジャーリーグ球団を招致するための活動を行う団体「ミュージック・シティ・ベースボール」に加わっており、11月上旬にエンゼルスのGMに就任する可能性が取り沙汰された時点では、同団体との契約を尊重する意向を示し、その可能性を完全に否定していた。どうやらこの1ヶ月のあいだにドンブロウスキーの心境に変化があったようだ。

ドンブロウスキーはマーリンズ、タイガース、レッドソックスの3球団でワールドシリーズに出場し、1997年にマーリンズ、2018年にレッドソックスでワールドシリーズ制覇も経験。チームを「勝たせる」手腕には定評がある。ブライス・ハーパー、アーロン・ノラ、ザック・ウィーラー、リース・ホスキンス、アンドリュー・マカッチェンといったスター選手を擁しながらも2011年を最後に勝率5割以下のシーズンが続いているフィリーズにとって、2008年以来のワールドシリーズ制覇を目指すうえでうってつけの人材と言えるだろう。

フィリーズは財政難に苦しんでいることが報じられており、ドンブロウスキーはそのなかでブルペンの再構築やJ・T・リアルミュートとの再契約といった難題に取り組むことになる。ドンブロウスキーがどんな補強を展開するのか、フィリーズを勝利へ導くことはできるのか、その手腕には大きな注目が集まりそうだ。