トラベルもいいけど、「Gyo(ギョー)To(トゥー)魚屋」 小田原の組合、コロナ禍で苦境の水産業支援

キャンペーン「Gyo To 魚屋」のチラシ

 新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に立つ水産業界を活性化しようと、「小田原市公設水産地方卸売市場買受人組合」が、抽選で小田原産の地魚の詰め合わせをプレゼントするキャンペーンを展開している。買い受け人が自営する鮮魚店や、卸先の飲食店にある用紙で応募する仕組みで、「Gyo(ギョー) To(トゥー) 魚屋」と銘打つ。コロナ禍で打撃を受けている店舗に立ち寄ってもらい、消費を喚起するきっかけにしたい考えだ。

 キャンペーンに参加しているのは小田原市を中心に秦野、伊勢原市、二宮町などの約60店。これらの店舗で入手できる応募用紙に必要事項を記入し、その場で申し込む。抽選で300人に小田原で取れたイシダイや伊勢エビ、ヒラメ、マダイなどの詰め合わせ(1万円相当)が当たる。申し込みは今月25日までで、来年1月5日に抽選を行う。当選者には同2月末までに発送し、有料で刺し身や鍋用などに加工するサービスも提供する。水産庁の支援制度を活用して実施する。

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