広域通信制の「ワオ高等学校」2021年4月に開校へ

全国47都道府県で学習塾を展開している株式会社ワオ・コーポレーションは、広域通信制の高等学校「ワオ高等学校」を2021年4月に開校する(認可申請中)。

ワオ高等学校は、学校法人ワオ未来学園が運営する広域通信制の高等学校。従来の通信制高校とは異なり、生徒たちの好きなことと、高校での学びを掛け合わせて、未来の可能性を広げることを目的に、双方向の学びを実現させ、新しい学びを提供する。本校は岡山県にあるが、全国、どの地域からでも入学が可能。日常的な授業はすべてオンラインで行い、岡山本校に登校するのは、原則として年2回のスクーリングの時のみ。学校教育法第1条に定められた高等学校なので、全日制高校と同じ卒業資格を得ることができる。

学びの特長は、一方通行の授業ではなく、生徒が主体的に考え、生徒同士の対話を通じて学びの質を高め合うオンライン・アクティブ・ラーニングの実践。通常の基礎科目のほか、オリジナル科目として「教養探究(自然科学探究、経済探究、数理科学探究、哲学探究)」などを開講する。

さらに、プログラミング×ビジネス×数学を兼ね備えたトップAI人材を養成する「データサイエンティスト養成」、新しく事業を起こす起業家を養成する「アントレプレナー養成」、「高校留学・海外大学進学支援」などのオプションプログラム(課外活動)も用意。単位制であるため、3年間の間にいつ、どの教科を履修するかは生徒の自由となっている。

山本潮校長は、『一人ひとりに合った自由な未来をつくるための教育を提供します。そのために二つの教育改革に取り組みます。リベラルアーツという学びの内容とオンライン・アクティブ・ラーニングという学び方です。社会の変化に応じて教育も変わっていくべきです。それは同時に個人においても、古い概念からの脱却という変化の痛みが伴う改革かもしれません。私たちと一緒に、最新の学校で最新の学びをつくっていきましょう』とコメントしている。

選抜方法は、エントリーシート・調査書から成る書類選考と面接試験のみ。2021年度は入学金免除となる特別入試で150名(A日程100名、B日程50名)、一般入試で150名+若干名(Ⅰ期100名、Ⅱ期50名、Ⅲ期若干名)を募集する。特別入試A日程の出願は12月10日に締め切られ、12月16~20日に面接が行われる。特別入試B日程の出願は2021年1月5~14日となっている。

12月19日(土)13~18時にはZoomによる無料のオンラインオープンスクールを開催。中学生とその保護者を対象に、ワオ高等学校でのプログラムについて説明する。申込はホームページ参照のこと。

参考:ワオ高等学校

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