「銀水」指定管理に 玉乃舎選定 島原市が議案発表

指定管理者の選定案が出される寒ざらしの名店「銀水」=島原市

 長崎県島原市は11日、18日開会の定例市議会に提出する総額5億8500万円の本年度一般会計補正予算案など計8件を発表した。来年度から寒ざらしの名店「銀水」(白土桃山2丁目)の指定管理者に、同市の寒ざらし製造業、玉乃舎を選定する議案を提出する。
 銀水は島原を代表する湧水スポット「浜の川湧水」の隣にあり、開店したのは1915(大正4)年。98年の閉店後に市が建物、土地を取得し改修。2016年8月から営業を引き継いだ。19年度、来店者数は2万9409人(16年度比1万5333人増)で、収支はほぼ均衡状態という。指定期間は3年間。
 補正予算案には、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ひとり親家庭約500世帯を対象に臨時特別給付金を支給する事業費約2663万円や、介護施設などへの簡易陰圧装置設置や換気設備整備への補助費2212万円などを計上した。
 補正後の一般会計予算の総額は300億4900万円(前年同期比22.5%増)となる。

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