嵐が「HELLO NEW DREAM. PROJECT」で夢について考察。大野智、80歳になった時には“仙人”に!?

嵐と賛同企業13社が、“未来が見えにくい今だからこそ夢を持つことを応援したい”という思いから始動した「HELLO NEW DREAM. PROJECT」を振り返る「HELLO NEW DREAM. PROJECT 夢の報告会2020」に嵐(大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤)が登場。これまで活動を通じて寄せられた約100万個の「夢」に関するデータをベースにした考察を発表した。

報告会では、嵐のメンバーがプレゼンターとなり、あらためてプロジェクトについて紹介するとともに、「A・NA・TA for DREAM」「HA・GA・KI for DREAM」プロジェクトや、2万人に実施した“夢”に関する独自調査「夢の大調査2020」で集めたデータを基に導出した結果を「新しい夢のカタチ」と題してプレゼン。

まずは、松本が「HELLO NEW DREAM. PROJECT」の統括を報告。スマートフォンアプリに名前と夢を入力すると、入力した内容を嵐が「A・RA・SHI」にのせて歌ってくれるという「A・NA・TA for DREAM」について紹介する際は、自らも体験したと明かし、その動画も披露。本名の代わりにおなじみの愛称“MATSUJUN(マツジュン)”で作成した動画が流れると、メンバーをはじめ会場には笑いが起き、和やかなムードに包まれた。

続いては「新しい夢のカタチ」をテーマに、二宮、相葉、大野の順でプレゼン。まず、二宮は「壮大な夢だって、身近な夢だっていい」という内容で発表。二宮は「A・NA・TA for DREAM」を通して集まった約92万個の夢のうち、“行動を示す動詞を含む「夢」”で、一番多かったのは「会いたい」、その次が「行きたい」と明かし、この結果には「さまざまな相手と思うように会えない、かつ行きたい場所に行けない日常になってしまった今年の状況が反映されているのでは」と語った。

二宮から「みんなもいつも以上に“行きたい”“会いたい”と思う機会が多かったんじゃないですか?」と聞かれ、「実際メンバーにも会えない期間があって。じゃあ、会えない期間どうするかという話をリモートで打ち合わせしたりしたね。実際会ってやることの価値というか、(受け)答えが分かるしね」(櫻井)、「(活動していて)『久しぶりだね』という期間がなかったじゃん、今まで」(松本)、「あと、シンプルに旅行に行きたいもんね。もう今はみんなに会いたいし」(相葉)と、それぞれが自粛期間中に思い、感じたことを述べた。

続いては相葉が「何歳になっても夢を持っていい」という内容を伝えた。プレゼンターの席に立った相葉は、メンバーに向かって「突然ですが皆さん、“夢”は子どもが持つものだと思ってませんか?」と尋ねた。その後、ステージの中央にあるプロジェクターに映った「きんにくマッチョになりたい」「プリンセスになること」「コロナふきとばしみんなとあいたい」「わらっておどってたのしくいきる」「まえのようにずんずんあるく」「にほんていえんをつくる」というスライドを指して、「これ、何歳で思った夢だと思いますか?」とメンバーに質問。これに対し、松本が「『プリンセスになりたい』は、子ども、女の子なのかな?」と答えると、相葉は画面上にある“夢”は、70~90代の大人の夢だと明かし、“何歳になっても夢は持てる”ということを力説。さらに、大野に「ちなみにリーダーは、80歳ぐらいになったらどんな夢を持ってると思うのか」と聞くと、大野は少し考えてから「仙人。山にこもって、1人で生活できるようになりたい」と回答。これに対し相葉は「(大野なら)できそうだもんね(笑)」と返し、会場に再び笑いが起きた。

そんな大野がプレゼンターとして発表したのは「夢は諦めてもいいし、途中で変わっていい」という内容。大野に「夢を諦めた経験はあるか?」と聞かれ、松本は「もともとプロ野球選手になりたかったけど、その夢はかなっていない。けれどもアイドルとして歌って踊りたいという新しい夢はかなってる」と答え、櫻井は「子どもの頃の夢ってコロコロ変わるよね」とコメント。大野は「夢を持ったことがある人のうち、7割が夢を諦めた経験がある」ということが「夢の大調査 2020」で分かったと発表。そして、これに対して「約8割の人は新たな夢を持ち、一度夢を諦めたとしても、それにこりず、新たな夢を持つ人が多い」という調査があったと述べ、「夢は何度持ったっていい」と熱弁。大野の発表を受けた相葉も「確かに。この夢絶対かなえなきゃ! ということじゃなくて、(一つの夢を)諦めてもまた違う夢を考えればいいよね」と大野の意見に同調した。

大野は「“今夢を持っている人”の夢の数は、平均5.2個(「夢の大調査 2020」調べ)。みんなは今(夢を)何個お持ちですか」と質問。大野の問いに対し「(僕も)5個ぐらいあるのかな」(相葉)、「小さい夢、大きい夢を数えると、何個もあるのかな」(櫻井)、「数えたら結構あるかも」(大野)、「細かい夢含めたらめちゃめちゃある」(松本)、「日々変わらない夢というのもあるんだろうね」(二宮)とそれぞれの“夢の数”を明かした。

二宮、相葉、大野のプレゼンの後は、櫻井がバトンを引き継ぎ、「HELLO NEW DREAM. PROJECT」の活動についてまとめ、報告会を締めくくった。

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