日本付近は、冬型の気圧配置が強まってきている。上空にこの冬一番の強い寒気が流れ込んでいる影響で、14日(月)は甲府(山梨)、下関(山口)、金沢、富山で初雪を観測した(午前11時まで)。岩手県盛岡市では、午前7時の積雪が5センチと、この冬初めての本格的な雪となっている。
日本海側 本格的降雪
西・東日本では、あす15日(火)にかけて、さらに初雪の地点が増え、一段と風が冷たくなる見込み。16日(水)にかけては、真冬並みの寒さとなる地域が多く、日本海側は東北や北陸の山沿いを中心に降雪量が多くなりそうだ。上空の寒気が予想より強まった場合、活発な雪雲が特定の地域に集中する形で流れ込んだりした場合は、警報級の大雪となる可能性がある。
晴れる太平洋側でも
東京など太平洋側は、先週までより晴天が続くようになるが、気温が低く、日ごとに空気の乾燥が進んでいきそうだ。本格的に寒くなるとオフィスや部屋の換気をためらいがちになるが、例年以上に空気の入れ替えを意識するよう心がけたい。
(気象予報士・高橋和也)