南島原市役所有家庁舎に、かんきつ類の一種で仏の手を連想させるという形の「仏手柑(ぶっしゅかん)」が飾られ、職員や来庁者の目を楽しませている。
仏手柑は実の先が人の指のように分かれているのが特徴だ。同市南有馬町の農業、馬場一さん(74)が提供した。30年前に「遊び心」で栽培していたが手間が掛かるため中止。生け花が趣味の知人の「もう一度見たい」という願いに応えて4年前から栽培。ようやく大きな実がなった。
花言葉はないが一説によると「心に秘めた願い事をかなえてくれる縁起物」だそう。コロナ禍で社会が苦難に直面した一年。「早く(コロナが)収束して、日常が戻れば」と馬場さん。
願い事をかなえてくれる縁起物? 「仏手柑」
- Published
- 2020/12/14 11:46 (JST)
- Updated
- 2020/12/14 23:50 (JST)
© 株式会社長崎新聞社