V長崎快勝「2」差維持 東京Vに2-0 16日、ホームで甲府戦

【東京V-V長崎】前半28分、V長崎の角田(右奥)が相手2人に挟まれながら先制ゴールを決める=東京・味の素スタジアム(V・ファーレン長崎提供)

 明治安田J2第40節(13日・味の素スタジアムほか=11試合)J1昇格切符(2枠)を目指す3位V・ファーレン長崎は東京Vに2-0で快勝した。通算成績は22勝10分け8敗(勝ち点76)。首位徳島との勝ち点差を「5」に縮め、2位福岡との勝ち点差「2」を維持した。
 けがを押してピッチに立つベテランが、V長崎を昇格戦線に踏みとどまらせた。前半28分の左CK。空中で相手2人に挟まれながらもヘディング弾をたたき込んだのは、37歳の角田だった。絶対に勝利が必要な試合で決めた先制点。自身にとって今季初ゴールだった。
 2点目を決めたのは、FC東京出身の大竹。「聖地」と呼ぶ味スタでキャリアハイを更新する今季5ゴール目を決めた。前半32分、ペナルティーエリア内でこぼれ球が足元へ。相手に囲まれた状態だったが、左足で浮かせると間髪入れずに再び左足でボレー。東京Vの選手たちを棒立ちにさせる軽やかなボールさばきでV長崎に追加点をもたらした。後半は5枚の交代カードを使って守備を固め、逃げ切った。
  徳島は千葉にスコアレスドロー。J1昇格決定は次節以降に持ち越した。福岡はホームで京都を2-0で下した。
 第41節は16日、各地で11試合が行われ、V長崎は午後7時から、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で4位甲府と対戦する。手倉森監督は「信じて戦い抜くだけ。一緒に戦ってくれているサポーターと最後の最後に歓喜を味わいたい。お互いに残り二つ、長崎全体で戦っていきたい」と中2日のホーム戦に向けて意気込んだ。

 


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