女子美の大学院生が作品展 三者三様の感性でコロナ収束願う 座間

女子美術大院生3人による現代美術展=ハーモニーホール座間

 女子美術大学院生による現代美術展が16日まで、ハーモニーホール座間(神奈川県座間市緑ケ丘1丁目)ギャラリーで開かれている。入場無料。

 同大キャンパスが近隣の相模原市南区にあることから、座間市の呼び掛けで開催を始めて今年で8回目。いずれも大学院1年の石井杏奈さん、竹中遥香さん、伊藤朋子さんの3人が油彩を中心にした作品をそれぞれ6~7点出展している。

 3人が考えた今年のテーマは「ハクメイコウセン(薄明光線)」。コロナ禍でキャンパスが一時閉鎖され、制作活動にも影響が出ている中、発表の機会を与えられたことへの感謝と、早期収束を願う思いを作品に込めたという。

 作風は三者三様。居場所を探す不安げな少女画や、閉じこもりがちな生活に嫌気がさして訪れた山で得た感動を表現した抽象画、彩りの豊かさに気が付かされた身近な街の夜景など、若い感性あふれる作品が並んでいる。

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