長崎で初雪 平年より8日遅く 昨シーズンより64日早い

初雪が観測され、寒そうに歩く市民ら=15日午後5時3分、長崎市内

 長崎地方気象台は15日、長崎市で初雪を観測したと発表した。平年と比べ8日遅く、昨シーズンより64日早い。強い寒気が流れ込んだ影響で、午後7時現在、県内18の観測地点のうち17カ所で今シーズンの最低気温を記録した。
 県内の初雪は、長崎市南山手町の同気象台で観測している。同日は午前10時45分ごろに確認した。道行く市民らは厚手のコートやマフラーなどで寒さをしのいでいた。
 各地の最低気温は▽雲仙岳マイナス3.8度▽対馬市鰐浦マイナス1.8度▽壱岐市芦辺0.2度▽南島原市口之津0.7度▽佐世保2.9度▽長崎3.1度-など(午後7時現在)。鰐浦の最低気温は平年値を7.6度下回るなど、県内各地で冷え込んだ。
 同気象台によると、厳しい寒さは17日まで続く見込み。積雪への備えも呼び掛けている。

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