明治安田J2第41節は16日、各地で計11試合が行われる。今節を含めて残り2試合となり、2枚の昇格切符を首位徳島（勝ち点81）、2位福岡（同78）、3位V長崎（同76）で争っている。徳島は今節勝てばJ1復帰が決まり、得失点差で優位に立つため初のリーグ制覇も決定的に。V長崎は勝てば2位浮上の可能性があり、引き分け以下かつ福岡が勝った場合は今シーズンの3位が確定する。
今節の対戦カードは「徳島－大宮」「愛媛－福岡」「V長崎－甲府」。いずれも午後7時キックオフ。徳島は2戦連続で勝利を逃しており、今節が本拠地で昇格を決めるラストチャンスとなる。8戦負けなしの福岡と、無得点で3連敗中の21位愛媛の顔合わせは、アウェーとはいえ福岡に分がありそうだ。
後がないV長崎は、ラスト2戦をいずれも本拠地で戦えることが大きい。対戦相手の4位甲府は、新型コロナウイルスの影響で第34節が日程変更されたため今節が中2～3日で試合が組まれる「9連戦」の8戦目。1巡目に0-2で敗れた難敵だが、激戦下にいるモチベーションとホームアドバンテージを生かしたい。
20日の最終節は「福岡－徳島」「V長崎－金沢」が組まれ、現時点では三つどもえの首位攻防戦になる可能性も残されている。V長崎としては今節で上位との差を縮めておきたいところ。最低でも、勝って今の勝ち点差を維持することが重要になる。
