暦の上ではもう冬ですが、日差しが暖かいと感じる日はまだまだありますよね。
そんな日のことを「小春日和」と言います。
「小春日和」とは、旧暦の10月を指す小春、つまり現在でいう11月~12月中旬ごろの春のようなポカポカした陽気のことです。
小春日和になるかは、天気図を見てある程度予測ができます。
小春日和になるときの天気図にはパターンがあるのです。
ひとつめは、西高東低の冬型の気圧配置が緩んだ時です。
等圧線の間隔が広がっているので、北風(季節風)が弱まります。
このような場合、寒気は北へ退いていることが多いため、寒さが和らぐのです。
もうひとつのパターンは、暖かい移動性高気圧に覆われた時です。
移動性高気圧にすっぽり覆われていると、風が穏やかになります。
日差しの力もあって、気温もぐんぐん上がります。
チバテレ朝の情報番組「シャキット!」『天気のツボ』 11月 18日放送より
お天気キャスター:佐竹 綾