内閣支持率、与党支持率ともに大きな変化なし 11月世論調査まとめ

11月中に行われ、有効回答数や回答を公開している報道機関10社、および選挙ドットコムの世論調査の結果をまとめ、比較しました。なお、各社の調査日や手法は異なるため、あくまでも参考値としてご覧ください。

内閣支持率はほぼ変化なし。不支持率は上昇

菅内閣の発足から3回目の集計となる今回。まず内閣支持率は、全体を通しては変化なし~やや微減という結果になっています。
もっとも支持率が上昇したのは朝日新聞の調査で、前回10月17-18日の調査より3ポイント上昇の56.0%になりました。反対に、もっとも支持率が低下したのは日本経済新聞・テレビ東京の調査で、前回10月23-25日の調査より5ポイント低下の58.0%になっています。

内閣不支持率は、全体を通してはやや数値が上昇する形となっています。
もっとも不支持率が上昇したのは日本経済新聞・テレビ東京の調査で、前回より6ポイント上昇の32.0%になりました。次いで上昇したのはJNN(TBSテレビ)の調査で、前回10月3-4日の調査より4ポイント上昇の28.2%になっています。反対に、もっとも低下したのは朝日新聞の調査で、前回より2ポイント低下の20.0%となりました。

自民党、立憲民主党ともに大きな変化なし

政党支持率については、全体を通しては、与党の自民党は前回からほとんど変化なしになっています。
もっとも上昇したのは読売新聞・日本テレビの調査で、前回10月16-18日の調査より6ポイント上昇の48.0%となっています。逆にもっとも低下したのは選挙ドットコムの電話調査で、前回10月10-11日の調査より1.7ポイント低下の30.1%となりました。

野党第一党の立憲民主党もまた、全体を通してはほとんど変化は見られません。もっとも上昇したのは共同通信の調査で、前回10月17-18日の調査より2ポイント上昇の8.4%となりました。もっとも低下したのは日本経済新聞・テレビ東京の調査で、前回より2ポイント低下の6.0%となりました。

コロナ禍が依然として続く中、菅内閣の感染防止対策が不安視されている現在。全体的には大きな動きが見られなかった11月でしたが、12月はまた異なった展開となりそうです。

<参考>
JNN(TBSテレビ) 世論調査(11月7~8日実施、回答数1211)
NHK 世論調査(11月6~8日実施、回答数1195)
読売新聞・日本テレビ 世論調査(11月6~8日実施、回答数1080)
朝日新聞 世論調査(11月14~15日実施、回答数1547)
ANN(テレビ朝日) 世論調査(11月14~15日実施、回答数1044)
選挙ドットコム 世論調査(11月14~15日実施、回答数1016)
共同通信 世論調査(11月14~15日実施、回答数1014)
日本経済新聞・テレビ東京 世論調査(11月27~29日実施、回答数993)
(データ分析・執筆協力:若林良)

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