村上信五、卓球・石川佳純の新サーブに降参。「これは無理やわ」

フジテレビ系で12月30日放送の「村上信五∞情熱の鼓動」(午前5:55)に、2012年ロンドンオリンピックと16年リオオリンピックの2大会連続でメダルを獲得した、卓球の石川佳純選手が出演する。

ナビゲーターを務める関ジャニ∞の村上信五が、東京2020オリンピックで活躍が期待されるアスリートたちにインタビューする同番組には、これまでにバドミントン・桃田賢斗選手、体操・内村航平選手、柔道・大野将平選手をはじめとする、数々のアスリートが登場してきた。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オリンピックの延期が決定。あらゆるスポーツが延期や中止を余儀なくされ、アスリートへの取材も困難な状況となった。その後、プロ野球とサッカーをはじめ、さまざまなスポーツイベントが少しずつ動き始め、12月初旬には東京・お台場にオリンピックシンボルも再展示され、ついにこの番組も9カ月ぶりに再開する。

19年12月、1年にわたる選考レースを経て、東京オリンピック・シングルスと団体の代表内定を手繰り寄せた石川選手。村上がその当時のことを尋ねると、「あんまり覚えていない」と精神的に苦しい状態だったという。「自分の期待したプレーさえできないことがつらいというか、情けないと思う部分もあったし、なんでだろうって思う部分もあって、その時期は長かったなと思います」と吐露。ロンドン、リオでメダルを獲得している石川にとっても、東京で行われるオリンピックの選考レースは想像以上に過酷であったことがうかがえる。

一方で、自粛期間中の話題になると「オリンピックがどうなるのか、不安だった」と言いながらも、「こんなに家にいたのが初めてで、テレビを見たり、いろんなことをしていました。“寝る”の一択から選択肢が増えました」と笑顔を見せた。

そして、石川選手は、新しいサーブの習得のために猛特訓をしていたことも明かす。本人いわく、そのサーブは試合で出すまでに半年はかかるという。「新しいサーブを実戦で出すには、強気の姿勢がなかったらできないですよね?」と村上に聞かれた石川選手は、その言葉に背中を押されたかのように「(実戦で)出します! 攻めの姿勢がないと新しいサーブって出せないので、ここで覚悟を決めてどんどん出していこうと思います!」とインタビュー中に宣言。その場で初めて披露してくれることになる。

卓球初心者の村上は、石川選手の「投げ上げサーブ」を体感する。世界トップクラスのサーブの曲がり方に「すごい(ボールが)逃げるよ、磁石かなっていうくらい」と驚きの表情。新たな武器「巻き込みサーブ」については、ボールがどこから来るのか全く分からない様子で、「これは無理やわ」と降参する。しかし、無謀にも石川選手を相手に、村上も巻き込みサーブに挑戦。その結果は?

石川選手との収録を終えた村上は「東京オリンピックでの戦いが本当に去年以上に楽しみになりました。欲を言えば、僕が受けたサーブで試合がぱっと決まる瞬間を見てしまったら、この感動たるや例えるもののないくらいの喜びを感じさせてもらえそうです」と語っている。

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