スーパーGT:2021年はGT300のエントリーに大きな変更はなしも、JAF-GT車両が増加の噂

 2020年のスーパーGTも11月28〜29日に行われた第8戦を終え、オフシーズンに突入した。まだチームによっては他カテゴリーでのレースを戦っている状況だが、2021年に向けた動きも出はじめている。GT300クラスでは、2021年のエントリー、そして車種に関する噂も出はじめている。

 多数のエントリーを集めるスーパーGTでは、参戦に向けて公式登録申請を行うことができるチームが定められている。俗に関係者のなかでは“参戦枠”とも呼ばれるものだが、関係者のさまざまな情報を12月15日の段階で総合すると、2019年とエントリーの枠自体は大きくは変わらなさそうだ。

 そんななか、既報のとおりCars Tokai Dream 28が活動を休止するのではないかという噂もあるが、この枠とは別の枠で“復帰”のエントリーが1台はありそう。ドイツ車を使うチームとなりそうで、すでに車両は発注済みとも。2020年にも参戦していた車種だが、1台増えることになりそうだ。

 2021年についてはエントリーが現段階では大きく変わることはなさそうだが、2022年に向けてはさらに変更がある可能性もある。というのも、現在GT300については参戦を希望するチームが複数チームある状態なのは間違いなく、2022年までの景気の変動によっては、顔ぶれが変わる可能性もありそうだ。

 一方で、2022年に向けては車種の面で気になる噂も。近年はGT3カーが主流となっているGT300クラスだが、JAF-GT車両の台数が増えそうという噂もある。マーケティング面も関わっていると思われるが、台数が複数台増えることになりそう。

 さらに、これに加えて新造車が登場するという情報もあり、残念ながら取材は叶わなかったが、すでにテストも終えたと言われている。

 ではどのチームが車両をスイッチするのかは、今後のアナウンスを待つ必要があるが、2021年に向けてもGT300は多くの話題を呼ぶことになりそうだ。

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