イケメン枠からどんどん役柄を広げた岡田将生

俳優の岡田将生が15日、都内で行われた主演映画「さんかく窓の外側は夜」(森ガキ侑大監督、来年1月22日公開)の完成披露試写会舞台あいさつを行った。

霊をはらえる男・冷川(岡田)と霊が見える男・三角(志尊淳)が、“除霊”を使って怪奇事件に挑む新感覚ミステリー。

岡田と志尊は初共演でダブル主演。志尊は岡田の魅力を、「本当におおらかで優しい。天真爛漫の奥に熱い芯を感じる瞬間がある」と語った。

中学2年生の時に原宿でスカウトされ、当時はバスケットボール部の活動に夢中だったためいったん断ったが、高校進学後に事務所と連絡を取りデビューに至り、2006年に日本工学院専門学校のCMでデビュー。同年、テレビドラマ「東京少女」(BS-i)でドラマデビューを果たした。

2008年冬から2009年にかけて、主役級で出演する映画5本が公開されるなど徐々にブレイク。2010年公開の映画『雷桜』で時代劇初出演。

同年公開の『告白』では熱血さが空回りする教師役、『悪人』では下劣なイケメン大学生と、癖のある脇役を好演し、「第34回日本アカデミー賞」では2つの作品から助演男優賞にノミネートされた。

「当初は学業との両立を目指し、都内の大学に在学していた。ところが、本人の予想を上回るほど忙しくなってしまい、2009年度末に大学を中途退学。その時点で俳優業1本で食べていく決意を固めたようだ」(映画業界関係者)

14年に故蜷川幸雄さん演出による舞台『皆既食-Total Eclipse-』で初舞台を踏み、19世紀フランスの詩人アルチュール・ランボー役で主演を務め貴重な経験となった。

16年には日本テレビ系の主演ドラマ『ゆとりですがなにか』で「第4回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」の主演男優賞を受賞。年々、役柄を広げている。

参考

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