岸谷五朗が「相棒」元日SPに登場。ファンを公言する水谷豊との共演に「どれだけの緊張感に包まれていたか…」

2021年1月1日に放送される、テレビ朝日系連続ドラマ「相棒season19」(水曜午後9:00)の元日スペシャル「オマエニツミハ」に、岸谷五朗がゲスト出演することが分かった。ドラマ誕生20周年という節目の年を迎え、毎回緊迫の展開と深みのあるストーリーで大好評を博している同シリーズでは、06年以来、毎年元日の夜にスペシャルを放送。21年も元日から「相棒」ワールドを繰り広げ、視聴者を楽しませる。

今回、元日スペシャルのゲストとして出演する岸谷は、シリーズ初の劇場版作品として08年に公開された「相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」に友情出演していたが、テレビシリーズに出演するのは今回が初めて。

岸谷が演じるのはフリージャーナリスト・仁江浜光雄。「警視庁で数々の難事件を解決してきた伝説の刑事を取材したい」と杉下右京(水谷豊)を訪ねてくる。異常なまでに右京に興味を示し、事件現場にまで現れ、少年犯罪や正義についての議論を持ちかける仁江浜を不審に思う右京と冠城亘(反町隆史)。やがて仁江浜が右京に近づいていた真の目的と、右京との本当の関わりが明らかに。そこには、誰も想像しなかった事実が隠されている。

今回の出演について、岸谷は「私と35年間、芝居をしてきた“相方”の寺脇康文さんが出演していた『相棒』は非常に身近にあり、遠い存在でありました。実は私は『相棒』劇場版に出演させていただいているのですが、『犯人かと思って捕らえたらマラソン好きの岸谷だった』という役で、緊張感あふれる『相棒』の初の劇場版で唯一笑いが起きたシーンでした。もちろん、豊さん、寺脇さんとのからみは全くありませんでした(笑)」と振り返る。

そして、今作の印象について「シビアな事件が交錯するにもかかわらず、非常に繊細な心の脚本になっていて、瀧本智行さんの素晴らしい感性が詰まった作品だと思いました。『仁江浜』の奥底にある強い思いが決してぶれてはならないと、常に自分に言い聞かせながら芝居をさせていただきました」と役どころに言及。

また、水谷について「十数年前に寺脇さんに連れて行ってもらい、豊さん宅で奥さま(伊藤蘭)とお酒を飲ませていただいたことがあったのですが、緊張のあまり汗がお尻まで伝わり、豊さん宅のソファーをビショビショにした経験があります。また、中学生の頃に、知人に頼み込んで豊さんのサインをいただき、今でもサランラップに包んで大事に大事に持っております。以上のことから、私が共演にあたってどれだけの緊張感に包まれていたかお分かりいただけたと思います」と、尊敬する名優への思いを明かした。

反町との共演には「冠城亘という人物を、しっかりとした役づくりの中で、ぶれることなく演じ、事件解決へ、物語の進行をしていらっしゃいました。『特命係』のお二人がそろった時は、思わず写真を撮りたくなるような『相棒』感が漂っておりました」と喜び、「権野元監督が創造していく世界観が素晴らしく、現場でもいつも役者としての幸せを感じています。そんな素晴らしいスタッフワークの権野組作品、お正月からゆっくりと『相棒』ワールドをご覧ください」と視聴者へメッセージを送っている。

ある区役所職員が撲殺される事件からスタートする元日スペシャル。事件を追ううち、その人物が未成年だった頃に連続暴行事件を起こしていたことが判明し、被害者の中に撲殺事件の重要参考人と思われる男が浮上。しかしその矢先に、思いもよらない出来事が起きる。次なる殺人が起き、その被害者にもまたある秘密が…。果たしてその秘密とは? そして右京との関わりとは? 冒頭から緊迫したやりとりが繰り広げられ、目が離せない展開となることは必至。岸谷演じる仁江浜の正体が明らかになる時、さらなる大きな衝撃が視聴者を襲う。

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