スーパーで万引、書類送検も報告せず 男性教諭を停職「レジに並ぶのが面倒で」

相模原市役所

 神奈川県相模原市教育委員会は16日、スーパーで万引をしたとして、警視庁に窃盗容疑で書類送検された市立小の男性教諭(50)を停職6カ月の懲戒処分とした。教諭は同日付で依願退職した。

 教職員人事課によると、教諭は10月24日午後7時ごろ、東京都多摩市内のスーパーで、弁当1個とおにぎり2個をかばんに入れて店外に出たところ、多摩中央署員に呼び止められた。署が任意で捜査を続け、11月30日に書類送検された。

 教諭は相模原市南区の市立小に勤務していたが、管理職への報告を怠ったまま仕事を続けていた。同日に署から学校に連絡があり、発覚した。市教委の聴取に「購入しようとしたが、レジの列に並ぶことが面倒だった。著しく軽率な行為だった」と話したという。

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