鎌倉や三浦半島で氷の粒降る 「バラバラ」屋根たたく音も

由比ガ浜で降ったあられとみられる氷の粒=16日午後4時ごろ、鎌倉市(増田さん提供)

 16日午後4時ごろ、神奈川県の鎌倉市内や三浦半島などで、小さな氷の粒が降った。気象庁によると、あられとみられる。

 鎌倉市海浜組合連合会の増田元秀代表(59)によると、同市由比ガ浜で屋根を「バラバラ」とたたく音に気づいて外に出ると、直径5ミリほどの白い氷の粒が約15分間降っていたという。

 同庁は、同時刻の鎌倉上空には雲が広がっており、空気の冷え込みと相まって氷の粒が生じたとみている。「雨雲が流れた先の三浦半島でも降った可能性がある」といい、会員制交流サイト(SNS)では逗子市、葉山町などから同様の内容が投稿された。

 「この地で生まれ育ち、初めて見た。通行人も珍しがって写真撮影していた」と増田さん。一足早いクリスマスプレゼントに声を弾ませた。

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