三井不動産、車両と店舗が一体となった「移動商業店舗」プロジェクトを開始

三井不動産株式会社は、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目した「モビリティ構想」の一つとして、車両と店舗が一体となった「移動商業店舗」プロジェクトを始動したことを発表した。同プロジェクトでは、2020年9月24日~12月20日の期間中、首都圏・近郊において三井不動産グループが管理するマンション4か所(豊洲・晴海・板橋エリア、千葉市)とイベント広場1か所(日本橋エリア)にて、飲食・物販・サービス10業種11店舗の移動商業店舗が出店するトライアルイベントを実施している。

出店マンションの様子

出店テナントの様子移動商業店舗は、様々な不動産における出店可能な小規模スペースを活用し、曜日や時間帯毎の異なるニーズにピンポイントで対応する。さらに、リアル店舗とECをつなぐシームレスな買い物体験のハブとなることを目的としている。また、移動商業店舗は投資が軽く売上が期待できるエリアへ機動的に移動できるため、会社の規模によらず低リスクで参入が可能となり、多様な事業者や新たな業態の出店が期待できる。さらに、三井不動産のアセットを活用することでニーズの強いユーザーが多く滞留するピークタイムを狙って場所を移動し、効率的な店舗売上の増加を図る。

なお、現在実施中のトライアルイベント終了後は、エリアやユーザーの特性に応じてさらに店舗バリエーションを増やし、出店場所を拡大する予定とのことだ。

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