ビジネスの出会いに感謝 「名刺納め祭」初のオンライン開催

今年1年のビジネスでの出会いに感謝し、新たな年のビジネス成功を願う神田明神(東京・千代田区)の祭りが開かれました。納められるのは「名刺」です。

名刺はオンラインでデータ管理をされたもので、神田明神に奉納された後、おたき上げが行われます。例年は多くの企業が名刺を持ち寄って参拝に訪れるこの祭りですが、今年は新型コロナの影響でライブ配信を活用したオンラインでの開催となりました。

法人向けにデータ管理サービスを提供する企業が行った調査によりますと「新型コロナが流行した今年1年を振り返って、新しい出会いや人とのつながりを以前よりも感じるようになった」と答えた割合が73%だったということです。一方で「ビジネスの新しい出会いが減り、物足りなさや寂しさを感じた」と答えた割合は65.5%に上りました。

神田明神の神主・岸川雅範さんは「(名刺納め祭を)中止するという考えもあったとは思うが、祭り自体を毎年続けていくことが非常に重要」と話し、新型コロナで厳しい状況が続く中でも人とのつながりを大切にして、できることをやっていきたいと話しています。

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