たんぽぽ学園に寄付募る=駐在員帰国、コロナで経営難

たんぽぽ学園寄付サイト

たんぽぽ学園寄付サイト

串間園長

串間園長

 【既報関連】本紙7月28日付け《コロナ禍=駐在家族9割帰国で大打撃=たんぽぽ学園・串間園長に聞く》記事を読んだ、同学園OB有志がブラジルの募金サイト「Vakinha.com」内に募金ページを作成し、寄付を募っている。

 日系幼稚園「たんぽぽ学園」(串間薫シルヴィア園長)は、ブラジル進出日系企業駐在員の子供が7割、日系人の家庭の子供が3割を占める。
 本紙が報じた7月末時点では、50人の園児が在籍していた。しかし、同時期に新型コロナの影響で駐在家族9割が会社命令により帰国。現在は20人が在籍しており、7月と比べると園児数は約6割減少し、経営難はさらに厳しくなっている。
 この寄付は12月31日まで募集しており、同園活動1カ月にかかる最低限の費用3万レアルの4カ月分12万レを目標に寄付を募っている。12月17日時点では伯国内外から寄付者約150人、約3万9千レが募金された。
 串間園長は「有志の方から、寄付サイトを立ち上げた話を聞いた時には、本当に嬉しくて涙がこみあげました。どこも大変な中、多くの方に支えられ感謝してもしきれません」との胸中をのべ、「少しでもかまいませんので、将来を担う幼い園児のために募金していただければ大変助かります」と深々と頭をさげた。
 たんぽぽ幼稚園の寄付は、以下サイトにて可能。ブラジル国外からの寄付も可能で、その際はクレジットカード決済とな

る。同ページ内に日本語、ポ語での説明と支払い方法の説明書きも記載している。寄付は12月31日をもって一旦終了予定。(募金サイト=https://www.vakinha.com.br/vaquinha/ajuda-tampopo

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