県警少年サポートセンター リーフレット刷新 「メールでの相談」追加

新しいリーフレットを手に「センターを活用してほしい」と語る松江センター長=県警本部

 非行少年らの立ち直りを支援する長崎県警少年課少年サポートセンターは、リーフレットを14年ぶりに刷新した。会員制交流サイト(SNS)普及など昨今の情勢を「相談例」に反映させ、メールでの相談先も追加。2万部作製し、学校や児童相談所など関係機関で配布する。
 新型コロナウイルス感染症の影響で活動が制限される中、センターの取り組みを知ってもらい、問題を抱える少年らへの早期対応につなげる狙い。
 同センターは、1999年3月に県警本部に設置。公認心理師や社会福祉士などの資格を持つ少年補導職員が、少年の再非行防止や立ち直りのため、面談や街頭補導、スポーツなど各種活動を通じて支援する。現在、長崎市と佐世保市の3カ所にセンターがある。
 新しいリーフレットでは、センターの概要や活動を写真やイラストを用いて分かりやすく紹介している。松江悦子センター長は「訪問相談もしており機動力が特徴。コロナ禍で来所が難しい時は電話を活用してほしい」と話した。
 少年サポートセンターの連絡先は電話0120.786714(なやむなひとよ)、平日午前9時~午後5時45分。

© 株式会社長崎新聞社