Sexy Zone・菊池風磨「バベル九朔」がクランクアップ! 髙地優吾との共演シーンを回顧

Sexy Zoneの菊池風磨が主演する、日本テレビの連続ドラマ「バベル九朔」(月曜深夜0:59、関東ローカル)。12月21日の最終回放送を前に、クランクアップ直後の菊池のコメントが発表された。

ドラマは、「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」などで知られる万城目学氏の同名小説が原作の、予測不可能なファンタジー。脚本家を目指す、雑居ビル「バベル九朔」の新米管理人・九朔満大(菊池)が、ビルの地下1階の物置部屋から、すべての願いがかなう、偽りの世界“バベル”へと迷い込み、次々と起こる事態に巻き込まれ戸惑いながらも、親友・後藤健(髙地優吾)や仲間たちを救い出そうと、謎に満ちた“バベル”に全力で立ち向かっていく。

第9話では、ついに自らが“バベル”に取り込まれてしまった満大。これまでの経験から、ここがバベルだと気付いた満大だが、逆にその状況を逆手にとって、失踪していた父・勝(上地雄輔)と再会するなど、願いをかなえていくうちに、どんどん偽りの世界にのめり込んでいく。

クランクアップを迎えた菊池は「本当に撮影が1カ月で終わっちゃうことが信じられなくて。満大はキャラクターとして感情の緩急もあったので、演じる上でやりがいがあった部分もあれば、難しい部分もありました。特に、3話で健がいなくなって、満大が泣いてしまうシーン。気持ちを途切れさせないようにしなきゃと、集中して臨んだのが印象深いです」と苦労した撮影を回顧。

そして「全編通して、僕の芝居で『もう1回』にはならないようにしたい、感情を1回でぶつけたいと思って臨んでいたので、撮影を通して、本番に強くなった気がします。3話の健との芝居で、僕も髙地も感情のボルテージが上がっていったし、お互いの関係性が、十数年の関係が、いい形でお芝居に昇華されていたなと思いました。照れ臭さもありましたけど、髙地の持っている真っすぐな部分に引っ張ってもらったなと思っていて、感謝していますね、すごく。グイグイくる健と引っ張られていく満大の関係とも同じだと思いますし」と、髙地との共演シーンについて言及。

また、最終話を前に「自分の中にあるものに気付いてほしいなと思います」と視聴者に呼びかける菊池は、「バベルではそれを分かりやすく『夢』と言っていますけど。『夢を諦めて、バベルに行く』とか、『夢を追いかけた時間は無駄じゃな』とか。ドラマ全体、特に最後にはそういうメッセージがありますね。それは『夢』だけに限らずに、自分の中にあるもの、失くしかけているもの、忘れかけているものとか、そういう部分に向き合うきっかけになったらいいなって。だから大きくいうと『夢』なのかもしれないですね。『こんな夢こっぱずかしくてさ』とか『こんな夢持っていていいのかな』とか。そう思う瞬間って僕にもあるし、誰にでもあると思うんです。もし、(そういう瞬間が)ないとしたら、どこかですでに諦めちゃっているのかもしれない。ご覧いただいた方に、そういうふたをしている自分の感情とか気持ちに気付くきっかけになってくれたら、うれしいです。ぜひ、心から楽しんでください」と熱い思いを込めて、メッセージを寄せている。

最終話では、脚本家という夢を諦め、“バベル”の世界に入り込んでしまった満大。親友・健と共に出席した自分たちの「新作映画発表記者会見」で、父・勝や記者たちに例の言葉=「ここにいる」と言わされそうになる。満大の手元にあるのは脚本ではなく、ただの白紙で、自分が書いたのにタイトルが全く思い出せない。健は「俺たちの映画のタイトル、言ってやれよ」と満大を焚きつけ、勝は「邪魔をするな!」と言い放ち襲いかかる。

これまでの優しい父親から豹変した勝、迫り来るくらまし…満大の目の前にいる勝は、一体何者なのか。大九朔が“バベル”の世界を作った真の目的とは。許されざるこの世界を、果たして満大は壊すことができるのか? ついに、“バベル”に秘められた最大の謎が明かされる中、現実と理想の狭間で、満大が下す最後の決断とは?

YouTubeシンドラ公式チャンネルでは「みどころ紹介︕『バベル de しゃべる⑩』主演・菊池⾵磨 いよいよ最終話放送!⾒逃せないトーク!」(https://youtu.be/v7hqxFmxldE)が公開されている。

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