野生化した外来種との交雑が進む 国の特別天然記念物「オオサンショウウオ」 岡山

国の特別天然記念物「オオサンショウウオ」を取材班が目撃しました。

(記者)

「こちら高梁川の上流です。見てください、オオサンショウウオのしっぽが見えます。かなり大きいです」

目視ですが体長70センチ程と思われます。オオサンショウウオは世界最大級の両生類で、冬眠をしません。

大きいものはまれに1メートルを超えます。ゆっくり動く様子を観察しました。

夜に活発に動きますが、まれに昼でも見られます。

環境省の絶滅危惧Ⅱ類で、国の特別天然記念物にもなっています。

近年は外来種との交雑も見られる

近年では野生化した外来種「チュウゴクオオサンショウウオ」との交雑が進んでいるとの指摘もあり、日本在来のオオサンショウウオの保全にとって問題になっています。

岡山県や鏡野町の調査によると4月以降、8匹の交雑個体が確認されています。

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