新潟県粟島浦村は、新型コロナの影響で経営が危機的状況にある粟島汽船を支援するためクラウドファンディングを実施

新潟県粟島浦村は、新型コロナウイルスの影響による観光客の激減により経営が危機的な状況に陥ってる粟島汽船株式会社(粟島港〜岩船間の定期航路を運航)を支援するため、18日午後5時からクラウドファンディングを始める。来年2月19日まで実施する。目標金額は1,000万円で、村議会に議案を上程している粟島汽船への貸付金(3,000万円)とあわせ、粟島汽船の当面の運転資金を確保したい考えだ。

なクラウドファンディングは、ふるさと納税制度を活用して行うガバメンクラウドファンディングとなる。

粟島浦村のクラウドファンディング ページ

粟島航路は、人の往来のみならず、島民の生活物資や、島で獲れた魚の運搬などで重要な役割を果たしているインフラ。だが、新型コロナウイルス感染症の拡大で粟島汽船の大きな収入の柱である観光客などの利用が激減、新型コロナ発生後の利用客は発生前と比べると1割未満で大変厳しい経営状況になっている。

現状のままでは航路の維持ができなくなってしまうことから、島の生命線でもある粟島汽船を存続させるためクラウドファンディングを始めることにした。

離島維持の観点からも重要なプロジェクトと言える。

「フェリーニューあわしま」(2019年4月撮影)。粟島港〜岩船港を約90分で結ぶ

粟島(2017年撮影)

粟島(2017年9月に撮影)

© にいがた経済新聞