満開!冬の景色を彩る花 サザンカの魅力【地球派宣言】

冬景色となった縮景園。
園内の一角に、白くて大ぶりな花びらのサザンカが咲いていました。

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サザンカは、日本の固有種でツバキの仲間です。見ごろは、11月~1月ごろ。

名前は聞くけどよく知らない、冬の花、サザンカとは…

広島市佐伯区にある、観音寺。本堂の裏にある生垣に咲いていたのは真っ赤なサザンカです。

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サザンカの原種は花びらが真っ白。花びらの色や、形が違うものは、園芸用に品種改良されたものです。
現在、サザンカは園芸品種として、およそ300種類もあるそうです。

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他の植物の花が落ちた後に咲くサザンカは、冬の花として重宝されてきた歴史があります。

たとえば、「富士の峰(ふじのみね)」。
明治時代初期に関西から全国へ広まったといわれています。

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他にも、やわらかなピンク色をした「乙女(おとめ)」や、真っ赤な花びらの「緋の司(ひのつかさ)」、純白の「白雪姫(しらゆきひめ)」など、どれも冬の景色を華やかにしてくれます。

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サザンカの歴史は古く、江戸時代にはすでに、観賞用として楽しまれていたそうです。

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そして、昭和30年代には苗木が出回るようになり、全国に普及したといわれています。

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年の瀬の慌ただしい日々。
サザンカを見かけたら、気分転換に、寒い季節を彩る姿に しばし心を通わせてみるのもよいかもしれませんね。

広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!
地球派宣言コーナー(2020年12月16日放送)

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