さいか屋、横須賀閉店後に新店舗 営業スリム化、食品・衣料は強化

閉店後に新店舗開設が決まった「さいか屋横須賀店」の建物=横須賀市大滝町

 さいか屋(川崎市)は18日、来年2月21日に閉店する横須賀店(神奈川県横須賀市)の建物を活用し、来春にも新店舗を開設すると発表した。店舗の名称は未定。

 新店舗は営業をスリム化し、地下1階~4階と地下駐車場で展開。食品売り場の強化、衣料品売り場などを再編し、ギフト売り場も継続する。営業開始日や営業時間、フロア構成などは調整中。5、6階部分の活用方法は決まっていない。

 同社によると、5月に横須賀店の閉店を発表後、市内でサテライト店舗の営業も検討。しかし継続を求める買い物客の声も多いことなどから新店舗開設を決めたという。

 同社は「多くのお客さまから現店舗での営業を望む声をいただいた。さらにご愛顧いただけるよう新店舗の開店に向け取り組む」とコメントした。

 買い物に訪れた同市汐入町の70代の女性は「贈り物をさいか屋で買っていたので閉店は困ると思っていた。営業してくれるのはうれしい」と笑顔で話していた。

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