来春のスギ花粉「例年並み」 神奈川県自然環境保全センターが予測

スギの雄花

 神奈川県自然環境保全センター(厚木市)は18日、来春のスギ花粉の飛散量について「例年並み」との予測を発表した。

 同センターが11月6~20日に相模原、厚木、南足柄市、愛川、山北町など県内30カ所で花粉を飛散させる雄花の着花量を調査。点数化して4段階にランク分けした。

 その結果、今回の平均は48.7点で、過去24年間の平均(44.8点)をやや上回ったが、例年並みの飛散量と予測した。昨年は45.7点だった。

 スギは冷夏だと、雄花の着花量が少なくなる傾向にある。同センターによると、今夏は7月が涼しく、降水量も多かったが、8月は記録的な猛暑で、結果的に例年レベルになったと推測している。

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