全ての医療従事者に特別手当、厚労相が理解示す

 日本共産党の志位和夫委員長は17日の記者会見で「新型コロナウイルス感染症の感染拡大で年末年始に大規模な医療崩壊が起こる危険が指摘されている。『GoTo』の即時中止、医療機関への減収補填に加え、政府の責任ですべての医療従事者に対し、その奮闘にこたえて特別手当を支給することを強く求めていく」と特別手当の支給を小池晃書記局長から田村憲久厚生労働大臣に緊急要請するとした。

 その後、小池晃書記局長はツイッターで、志位委員長の意向を田村憲久厚生労働大臣に伝えたとし、田村大臣は「承知した。そうした気持ちでがんばりたい、とのことでした」と発信した。

 志位委員長は即実行を要請。志位委員長はツイッターで「東京都822人の感染確認」 無為無策の菅政権の責任は重いとし(1)医療機関への減収補填、医療従事者への特別手当など医療崩壊を止めるためにあらゆる手立てをとれ!(2)医療機関・高齢者施設を『社会的検査』でディフェンスせよ!(3)GoToは即刻中止せよ!とアピールしている。

 また、記者会見では「酒類を提供する飲食店などの時短要請強化が求められている。安心してお店を休めるよう、時短要請と一体に全額国費で補償措置をとることを強く求める。 地方創生交付金による協力金は2割が地方負担となっていることが足かせとなっている。 全額国費で補償措置の抜本的強化を」と自治体が躊躇なく時短要請などの判断をできるよう全額国費で補償措置を講ずることも求めている。(編集担当:森高龍二)

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